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J-GLOBAL ID：201702227946779726   整理番号：17A0034177

天然ストリゴラクトンの化学構造:構造多様性の新展開

著者 (2件)： 来生貴也 (東北大) ,  XIE Xiaonan (宇都宮大 バイオサイエンス教育研究セ)
資料名： 植物の生長調節  (植物化学調節学会研究発表記録集)
巻： 51  号： 2  ページ： 111-115  発行年： 2016年12月22日 
JST資料番号： Z0892B  ISSN： 1346-5406  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ストリゴラクトン(SL)は根寄生植物種子の発芽刺激物質としてのstrigol類縁体の総称として考えられ,現在20種以上が発見されている。またSL生合成研究の進展に伴って生合成中間体の中にも発芽刺激物質群が存在することが明らかになり,SLは多様な化学構造を示すことが判明してきた。現在までに同定された天然SLは約30種に及んでいる。筆者はこの総説で上記のような経緯と,総称SLとしての定義を説明し,その定義に基づいたSLの化学構造を典型的なものと非典型的なものに区分しつつ紹介した。

シソーラス用語： ラクトン ,  寄生植物 ,  合成中間体 ,  *分子構造 ,  *植物ホルモン ,  立体化学
準シソーラス用語： *ストリゴラクトン ,  根寄生植物 ,  生合成中間体 ,  化学構造

分類 (1件)： 植物ホルモン  (EH02070M)

引用文献 (19件)：

• 謝 肖男・来生貴也(2013) ストリゴラクトンの多様な化学構造と植物界における分布.植物の生長調節 48:154-157.
• 謝 肖男・来生貴也・米山香織・内田健一・横田孝雄・野村崇人・米山弘一(2015)新規ストリゴラクトンzelactoneの単離および構造決定.日本農芸化学会 2016年度大会講演要旨2E23a13,
• Abe, S, Sado, A, Tanaka, K, Kisugi, T, Asami, K, Ota, S, Kim, HI, Yoneyama, K, Xie, X, Ohnishi, T, Seto, Y, Yamaguchi, S, Akiyama, K, Yoneyama, K and Nomura, T (2014) Carlactone is converted to carlactonoic acid by MAX1 in Arabidopsis and its methyl ester can directly interact with AtD14 in vitro. Proc Natl Acad Sci USA 111: 18084-18089.
• Al-Babili, S and Bouwmeester, HJ (2015) Strigolactones, a novel carotenoid-derived plant hormone. Annu Rev Plant Biol 66 : 161-186.
• Alder, A, Jamil, M, Marzorati, M, Bruno, M, Vermathen, M, Bigler, P, Ghisla, S, Bouwmeester, H, Beyer, P and Al-Babili, S (2012) The path from β-carotene to carlactone, a strigolactone-like plant hormone. Science 335: 1348-1351.

タイトルに関連する用語 (4件)： ストリゴラクトン ,  化学構造 ,  多様性 ,  展開