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J-GLOBAL ID:201702229057945487   整理番号:17A1914264

A2Mn[Mn(CN)6](A=K,Rb,Cs)プルシアンブルー類似化合物における印加圧力の関数としての磁気的秩序化温度(Tc)の増加

Increase in the Magnetic Ordering Temperature (Tc) as a Function of the Applied Pressure for A2Mn[Mn(CN)6] (A = K, Rb, Cs) Prussian Blue Analogues
著者 (7件):
資料名:
巻: 56  号: 17  ページ: 10452-10457  発行年: 2017年09月04日 
JST資料番号: C0566A  ISSN: 0020-1669  CODEN: INOCAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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一連のプルシアンブルー類似化合物,A2MnII[MnII(CN)6](A=K,Rb,Cs),を既報の方法で合成し,これら錯体のフェリ磁性体への転移温度(Tc)が外部静水圧下(p)で有意に増加することを見いだした。単斜晶系錯体(A=K,Rb)の場合,dTc/dp値はそれぞれ21.2及び14.6KGPa-1で,圧力が大気圧から1.0GPaまで増加したとき,Tcはそれぞれ53%または39%増加した。一方,立方晶系(A=Cs)錯体の場合,Tc値は単調増加し,1.0GPaで26%増加した。圧力増加に伴うTc値の増加は圧力による構造変形,例えばMnII-N≡C角度の減少,に由来することを示した。アルカリカチオンの大きさが小さいほど,圧力によって誘起されるMnII-N≡C角度の減少は大きく,またdTc/dpは大きく増加することが分かった。この結果は,大気圧下でのA2MnII[MnII(CN)6](A=K,Rb,Cs)におけるMnII-N≡C角度とTcの増加(K>Rb>Cs)との関係と一致した。この様な弱い圧力下で転移温度のチューニングが可能であることからスイッチングデバイスなどへの新しい応用が期待される。
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分類 (4件):
分類
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遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  その他の無機化合物の磁性  ,  相転移・臨界現象一般  ,  第6族,第7族元素の錯体 

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