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J-GLOBAL ID:201702229758419915   整理番号:17A1407199

アルブミンのエンドサイトーシスは尿細管上皮細胞中のERKシグナル経路を活性化させることによりマトリックスメタロプロテイナーゼ9を誘導する

Endocytosis of Albumin Induces Matrix Metalloproteinase-9 by Activating the ERK Signaling Pathway in Renal Tubule Epithelial Cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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マトリックスメタロプロテイナーゼ9(MMP-9)は,糖尿病性腎症を含む慢性腎臓病では発現異常を示す。本研究は,糖尿病状態下での尿細管上皮細胞(TECs)中のMMP-9の発現,および発現調節機構を調べるために行った。ここでは,アルブミンと高グルコースへ暴露した糖尿病動物と初代培養のラットTECs中のMMP-9蛋白質の分析を行った。また,特異的な阻害剤を用い,アルブミンの取り込み,および/または細胞外シグナル調節キナーゼ1/2(ERK1/2)リン酸化が,MMP-9分泌に必要であるかを調べた。腎臓切片の免疫染色により,Zucker糖尿病肥満(ZDF)ラットの損傷を受けた近位尿細管中のMMP-9シグナルが増大することが示された。ZDFラットは,アルブミン尿に関連した年齢依存的なMMP-9の分泌の増大を示していたが,これは,ロシグリタゾンにより阻害された。初代培養のラットTECsでは,高量のグルコースへの暴露は,MMP-9の分泌を増大させなかった。一方,ラットの血清アルブミン(RSA,0.1~0.5mg/mL)の投与は,TECsにおけるMMP-9の発現と分泌を,投与量依存的に増大させたが,それは,ERK1/2阻害剤であるU0126の存在下では阻害された。アルブミンエンドサイトーシスの阻害剤であるシンバスタチンも,MMP-9の分泌を阻害した。以上から,本研究の結果により,アルブミンのエンドサイトーシスは,ERKシグナル経路により,TECsからのMMP-9の分泌を誘導することが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腎臓  ,  動物生理一般  ,  泌尿生殖器の基礎医学 

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