インドネシア・パダン市の巨大地震を想定したRC構造物の減災評価ツールの開発のための環境システムの検討

JULIAFAD Eka; 目黒公郎; 郷右近英臣

文献

J-GLOBAL ID：201702229841105542 整理番号：17A1921368

インドネシア・パダン市の巨大地震を想定したRC構造物の減災評価ツールの開発のための環境システムの検討

Study on The Environmental System towards The Development of Assessment Tools for Disaster Reduction of Reinforced Concrete Building due to Future Mega-Earthquake in Padang City, Indonesia.

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資料名：
巻： 69 号： 6 ページ： 351-355(J-STAGE) 発行年： 2017年
JST資料番号： G0185A ISSN： 0037-105X CODEN： SEKEAI 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：短報発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

インドネシア・パダン市では,多くの研究者によって,将来巨大地震が起こることが想定されている.将来起こりうる地震に対するリスクを軽減するためには,地震リスク軽減に向けた多くの機能が含まれた,統合的リスク評価ツールを開発する必要がある.本研究では,統合的リスク評価ツールの開発に向けて,インドネシア西スマトラ州パダン市の環境システムを明らかにする事を目的とする.まず,市役所の建物部局への建物の品質と施工管理の方法をインタビュー,グーグルストリートビューによる建物特徴の調査,建物データの分析,地域の建物に関する法令の分析を行った.これらの調査によって,調査地域の建物の50% 以上の建物が,低層から中層のRC 構造物であることがわかった.建物関連の法律の調査と実際の施工方法の調査の結果より,パダン市の地震に対する脆弱性は高いことがわかった.さらに,パダン市の43% の敷地を網羅する,パダン市特有の部落制度に関係する土地利用の問題は,建物品質の低下に関係しているものと推察される.(著者抄録)

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建築物の維持・管理 , 自然災害 , 都市計画の調査分析,分析手法

引用文献 (7件)：

1) Abidin.Z., 2016, Statistik Daerah Kota Padang 2016: Badan Pusat Statistik Kota Padang, ISBN 978-602-0919-60-7 (in Indonesian)
2) http://tourism.padang.go.id
3) Sieh, K., Natawidjaja, D., Meltzner, A.J., Shen, Chuan-Cho., Ceng.H., Li.K., Suwargadi.B.W., Galetzka.J., Philibosian.B., Edward R.L., 2008, Earthquake Super Cycles Inferred from Sea-Level Changes Recorded in the Coral of West Sumatra: science, v.322.
4) http://www.smh.com.au/world/padang-now-the-prime-target-for-the-big-one-due-any-time-20120413-1wyv2.html
5) Pitilakis et.al. 2014.SYNER-G: Typology Definition and Fragility Functions for Physical Element at Seismic Risk.Springer. London

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