文献

J-GLOBAL ID：201702230143029480   整理番号：17A0635857

並列ログ先行書き込み手法P-WAL

P-WAL: Paralell Write-ahead Logging

著者 (4件)： 神谷孝明 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  川島英之 (筑波大 計算科学研究セ) ,  星野喬 (サイボウズ・ラボ) ,  建部修見 (筑波大 計算科学研究セ)
資料名： 情報処理学会論文誌トランザクション データベース(Web)  (情報処理学会論文誌 データベース(Web))
巻： 10  号： 1  ページ： 24-39 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月22日 
JST資料番号： U0476A  ISSN： 1882-7799  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究はフラッシュストレージをログ用のストレージデバイスとするときにふさわしいWALプロトコルとしてP-WALを提案する。フラッシュストレージは複数のメモリチップに対して並列にアクセスすることで高い性能を発揮する。P-WALはフラッシュストレージの特性を活用し,各ワーカが専用の領域にログを書き込む並列ログ書き込み方式を用いる。この方式により従来の直列WAL方式で発生する,排他制御処理とストレージI/Oにともなう性能低下問題を解決する。P-WALをトランザクションシステム上で実装し,性能評価を行った。その結果,P-WALは直列WAL方式に対してマイクロベンチマークで10.0倍,TPC-Cベンチマークにおいて2.3倍の性能向上を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *データ蓄積 ,  *装置 ,  フラッシュメモリ ,  入出力特性 ,  データ入力システム ,  *プロトコル
準シソーラス用語： *フラッシュストレージ ,  *ストレージデバイス ,  *ログ先行書き込み ,  *WALプロトコル

分類 (2件)： 計算機網  (JC03000K) ,  記憶方式  (JC02040V)

引用文献 (28件)：

• Chen, S.: FlashLogging exploiting flash devices for synchronous logging performance, SIGMOD Conference (2009).
• Dell EMC: Rack-Scale Flash Technology DSSD D5, available from http://www.emc.com/en-us/storage/flash/dssd/dssd-d5/technology.htm (accessed 2016-12-02).
• Fusion-io: Application Acceleration Enterprise Flash Memory Platform Fusion-io, available from http://www.fusionio.com/ (accessed 2015-04-15).
• Gray, J.: The Transaction Concept: Virtues and Limitations, VLDB, pp.144-154 (1981).
• Hagmann, R.: Reimplementing the cedar file system using logging and group commit, SOSP, pp.155-162 (1987).

タイトルに関連する用語 (3件)： ログ ,  書き込み ,  手法