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J-GLOBAL ID：201702230300314480   整理番号：17A0490906

屋外に暴露した木材表面色経年変化のビジュアルシミュレーション法

A Visual Simulation Method for Aging Discoloration of Wood Surface Exposed to the Weather

著者 (14件)： 森谷友昭 (東京電機大) ,  金子裕哉 (東京電機大) ,  新井崇博 (東京電機大) ,  新井崇博 (東京医療保健大) ,  清水宣寿 (東京電機大) ,  青木香織 (東京電機大) ,  高橋時市郎 (東京電機大) ,  木口実 (森林総合研) ,  片岡厚 (森林総合研) ,  石川敦子 (森林総合研) ,  松永正弘 (森林総合研) ,  小林正彦 (森林総合研) ,  森田珠生 (越井木材工業) ,  山口秋生 (越井木材工業)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 43  号： 2  ページ： 69-79  発行年： 2017年03月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,暴露試験により計測された木材表面の色を基に,木材画像の色の経年変化シミュレーションを高速に行う手法を提案する。暴露試験は,約1年間計測したデータを基に木材表面の色と試験実施場所の気候の関係性を明らかにした。求められた関係性により,提案する手法は温度,雨量,日射量を入力することで任意の地点での木材表面の色変化をシミュレーションすることができる。また,提案手法は建築物の外壁に取り付けられた木材表面の色変化シミュレーションができる。建築物の3Dモデルを用意し,事前に遮蔽計算を行う。遮蔽計算の結果を基に提案手法への入力である,温度,雨量,日射量を各箇所で増減させることで,例えば,地面近くの木材では降雨の跳ね返りにより色変化が速い,というように,木材の周囲環境を考慮した木材表面の色変化シミュレーションができる。(著者抄録)

シソーラス用語： 曝露試験 ,  *木材 ,  *経時変化 ,  表面構造 ,  変色 ,  シミュレーション ,  耐久性 ,  回帰分析 ,  コンピュータグラフィックス ,  立体画像
準シソーラス用語： 3D-CG ,  屋外曝露 ,  *経年変化

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

引用文献 (11件)：

• 1) Scheffer, T. C. : A climate index for estimatingpotential for decay in wood structureabove ground, Forest Product Journal, 21(13),25-31(1971).
• 2) 長谷川益夫, 飯島泰男: 地域クライメート・インデックス図とその利用, 木材保存, 15, (4),157-165(1989).
• 3) 長谷川益夫: 木材保存に関わる気候指数, 木材保存, 25(5), 246-253(1996).
• 4) Kiguchi, M., Kataoka, Y., Mori, M., Doi, S.,Hasegawa, M., Morita, S., Kadegaru, Y., Ahola,P., Hora, G., Jenang, K., Evans, P. D., Imamura,Y. : Progress towards the Development ofWeathering Map of Wood in Japan, “ High-PerformanceUtilization of Wood for OutdoorUses”, Imamura, Y. ed., Kyoto University,Kyoto, 2001, pp. 1-13.
• 5) Dawson, B. S. W., Göttgens, A., Hora, G. :Natural weathering performance of exteriorwood coatings on Pinus sylvestris and Pinusradiata in Germany and New Zealand, Journalof Coatings Technology and Research, 2(7),539-546(2005).

タイトルに関連する用語 (6件)： 屋外 ,  暴露 ,  木材 ,  表面色 ,  経年変化 ,  ビジュアルシミュレーション