文献

J-GLOBAL ID：201702230477752129   整理番号：17A1895916

石炭灰造粒物を用いた干潟場の生物生息環境改善技術について

著者 (1件)： 野原秀彰 (中国電力)
資料名： エネルギア総研レビュー(Web)  (中国電力研究テーマ(Web))
号： 49  ページ： 2-3 (WEB ONLY)  発行年： 2017年09月25日 
JST資料番号： U1130A  ISSN： 2432-2601  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石炭火力発電所で発生する石炭灰の有効利用の一環として,福山市の内港地区を対象に石炭灰造粒物(Hiビーズ)を用いての底質改善に関する実証実験を実施し,モニタリング調査を行っている。本報告では,全国的に喪失傾向にある干潟場をHiビーズで造成し,それによる生物生息環境改善効果の検証結果を示した。本文では,Hiビーズと干潟場造成の概要を説明した後,底質および水質の調査結果ならびに生物生息状況について述べた。実施後の調査の結果,Hiビーズを用いた干潟場を造成したことにより,生物生息環境が改善され,希少生物を含む多様な生物相が形成されることが判明し,干潟場造成材としてのHiビーズの有効性が明らかとなった。

シソーラス用語： *石炭灰 ,  造粒 ,  *干潟 ,  *生息環境 ,  回復 ,  *バイオレメディエーション ,  火力発電 ,  *環境整備 ,  *浄化 ,  実証実験 ,  *底質調査 ,  水質 ,  *水質調査 ,  海水
準シソーラス用語： 生息環境修復 ,  石炭火力発電 ,  *底質改善

分類 (1件)： 海洋汚濁  (SB02040B)

引用文献 (2件)：

• 例えば,樋野和俊,宮國幸介,斉藤直,吉岡一郎:石炭灰造粒物による海域覆砂による底質改善効果の持続性, 土木学会論文集B2(海岸工学)Vol.68,No.2,2012, I_1156-I_1160
• 「干潟の絶滅危惧動物図鑑-海岸ベントスのレッドデータブック」,日本ベントス学会,2012年7月

タイトルに関連する用語 (6件)： 石炭灰 ,  造粒物 ,  干潟 ,  生物 ,  生息 ,  環境改善