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J-GLOBAL ID:201702230765541034   整理番号:17A0459687

アグリ・フードから誕生した機能性食品 4 スプラウト生鮮野菜(もやし)の機能性表示食品への研究開発

著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 432-437  発行年: 2017年04月20日 
JST資料番号: F1907A  ISSN: 2432-5511  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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スプラウトとは「発芽野菜」のことであり,スプラウトとして世界的な注目を集めたのは,米国で開発されたブロッコリースーパースプラウトである。スプラウト生鮮野菜は,大きく分けて,発芽後に光をあてて緑化させた「カイワレ系スプラウト」と暗室で育てるために緑化していない緑豆もやしや大豆もやしに代表される「もやし系スプラウト」である。もやし系スプラウトの中で特に,最近注目を集めたのが大豆もやしであり,機能性表示食品として認定された。日本人は近年の食生活の変化により,大豆食品を摂取する機会が減少傾向にある。その結果,大豆イソフラボンを吸収しにくくなっている体質の人が増えている。そのような現代人にとっては,大豆もやしは効率よく大豆イソフラボンを摂取できる食品である。大豆もやしの機能性関与成分はイソフラボンであり,表示された機能性は,主に骨代謝の促進である。「植物エストロゲン」としての機能をもつエクオールは,大豆イソフラボンの主要成分アグリコンであるダイゼインの代謝産物である。ダイゼインは,ヒトの大腸中の腸内細菌によりエクオールやO-デスメチルアンゴレシンへと変換されるが,エクオールを産生できる人は限られている。現在,乳酸菌をはじめとするヒト由来の腸内細菌を用いて,エクオール含有の発酵ダイズ食品素材が市場化されている。また,イソフラボンの他にも,大豆もやしには様々な機能性成分が注目され,大豆と比較すると,大豆もやし中の食物繊維の含有量は,1.7倍,葉酸含有量は4.5倍,GABA含有量は約6倍に増加しており,骨の健康増進以外にも様々な機能性が期待できる。今後,植物工場での機能性表示生鮮野菜の生産が拡大することが推察された。
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分類 (3件):
分類
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野菜  ,  食品の化学・栄養価  ,  野菜とその加工品 
物質索引 (5件):
物質索引
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