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J-GLOBAL ID:201702231285436217   整理番号:17A1236946

マウスにおけるPM2.5誘導肺炎症:マクロファージとII型肺胞細胞における炎症反応の差異【Powered by NICT】

PM2.5-induced lung inflammation in mice: Differences of inflammatory response in macrophages and type II alveolar cells
著者 (11件):
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巻: 37  号: 10  ページ: 1203-1218  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0787B  ISSN: 0260-437X  CODEN: JJATDK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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粒子状物質2.5(<PM2.5 μm)は,慢性閉塞性肺疾患をもたらす。本研究では,炎症と酸化ストレスin vitroおよびin vivo実験に関連するバイオマーカーはPM_2-誘導肺炎症機構を明らかにした。RAW264.7細胞を用いたin vitro研究では,PM_2は核因子-κB,p38マイトジェン活性化蛋白質キナーゼおよび細胞外応答キナーゼのリン酸化,炎症誘発性遺伝子の増加と蛋白質発現を生じた(例えば単球走化性蛋白質-1,腫瘍壊死因子-α)。これらのバイオマーカーは実質的にポリミキシンB(PMB)により抑制された。PM_2はヘムオキシゲナーゼ-1(HO 1)遺伝子,N アセチルシステイン(NAC)により減弱した。しかし,炎症性バイオマーカーに対するNACの抑制効果は非常に弱かった。野生型BALB/cマウスの骨髄由来マクロファージ(BMDM)では,PM_2-誘導炎症反応に及ぼすPMBとNACの効果はRAW264.7細胞に類似していた。MyD88~ / マウスのBMDMでは,PM_2-誘導前炎症性メディエータは本質的に抑制された。PM_2はMLE 12細胞(マウス肺胞上皮細胞線)における炎症誘発性遺伝子発現(インターロイキン6,シクロオキシゲナーゼ2)とHO-1遺伝子の増加を引き起こした。これらのバイオマーカーは,NACではなくPMBにより減弱した。BALB/cマウスに0.2mg PM_2へ気管内曝露した場合,PM_2は重篤な炎症,好中球の増加に伴って気管支肺胞洗浄液中の炎症性メディエーターを引き起こした。炎症はNACにより減少し,特にNAC+PMBにより阻害されたが,PMBだけではなかった。これらの結果は,マクロファージがPM_2 5中に存在するリポ多糖類(LPS)に敏感に作用し,LPS/MyD88経路を介して炎症性メディエーターを放出する可能性があることを示した。しかし,II型肺胞細胞はPM_2 5により誘導された酸化ストレスに敏感に反応し,炎症反応を引き起こす可能性がある。,全体としてPM_2はII型肺胞細胞肺におけるLPS/MyD88依存炎症よりもむしろ主に酸化ストレス依存性炎症を引き起こす可能性がある。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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有機化合物の毒性 

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