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J-GLOBAL ID:201702231325220471   整理番号:17A1824478

in vivoベンゾ[a]ピレン誘発遺伝毒性を抑制するDNAポリメラーゼκの限られた能力【Powered by NICT】

Limited ability of DNA polymerase kappa to suppress benzo[a]pyrene-induced genotoxicity in vivo
著者 (9件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 644-653  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0213A  ISSN: 0893-6692  CODEN: EMMUEG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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DNAポリメラーゼカッパ(Polk)は損傷乗り越えDNA合成に関与する特殊化したDNAポリメラーゼである。in vivoでの遺伝毒性物質に対して保護的役割を理解するために,著者らは突然変異に対するレポーター遺伝子を有し,不活性Polkを発現する不活化Polkノックインgptデルタ(不活性化Polk KI)マウスを確立した。本研究では,Polkは実際に生化学とin vitro細胞培養研究により予測されたように,BP誘導遺伝毒性を抑制したかどうかを決定するベンゾ[a]ピレン(BP)の遺伝毒性を検討した。七週齢不活化Polk KIと野生型(WT)マウスは胃内強制栄養により三日間連続して515または50mg/(kg日)の用量でBPで処理し,結腸における突然変異と末梢血での小核形成を調べた。驚いたことに,差は5または50mg/kg用量で変異と小核形成の頻度では観察されなかった。不活化Polk KIマウスは15mg/kg用量でのみWTマウスよりもgpt突然変異頻度を約二倍高かった。小核形成の頻度は同じ用量でWTマウスよりも不活性化Polk KIでわずかに高かったが,それは統計的に有意ではなかった。結果は,Polkは結腸および骨髄におけるBP誘導遺伝毒性を抑制するための限られた能力を有することを,変異誘発と発癌における特殊化したDNAポリメラーゼの役割をin vitroアッセイによるだけでなく,in vivoマウス研究で検討すべきであることを示唆した。はまた,若齢と老齢の不活性化Polk KIマウスにおける自発的変異誘発を報告した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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遺伝的変異  ,  遺伝学研究法 
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