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J-GLOBAL ID:201702231343076595   整理番号:17A0933103

実験室培養を用いて推定した水田土壌からの休耕期CO2排出量と渦相関に基づくフラックスとの比較

Comparison of fallow season CO2 efflux from paddy soil estimated using laboratory incubation with eddy covariance-based flux
著者 (6件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 140-145(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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乾燥状態の秋から春の休耕期における水田の二酸化炭素(CO2)排出動態を知るために,水田土壌を用いた培養実験を行い,土壌CO2排出率に及ぼす温度と湿度の影響を評価した。土壌温度15°Cおよび土壌含水量0.65g/gでは,土壌単位重量あたりの37日積算のCO2排出量は1.45μmol/g-1d-1であった。土壌CO2排出率の温度依存性をアレニウスの式により予測したが,高温で得られたデータが含まれていれば,活性化エネルギーが過小評価された可能性が高い。土壌CO2排出量は土壌水分と線形従属の関係であった。培養実験で推定したCO2排出量と渦相関法を用いて測定したCO2排出量との間に逆相関の関係が時折観察されたが,これは土壌におけるCO2貯蔵の効果の影響を受けたものと思われた。しかしながら,比較的長期(10~15日)にわたりデータの平均化が見られた場合,培養実験に基づく実証モデルでは,渦相関法によって測定された土壌CO2排出が連続的に認められた。これは長時間にわたる実験の間に,CO2を貯蔵する効果が消失したことによるものと思われた。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (5件):
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土壌学一般  ,  環境問題 
引用文献 (17件):
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