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J-GLOBAL ID：201702231363576776   整理番号：17A0641355

『セルロースナノファイバー』の改質,複合化と新しい応用展開 セルロースナノファイバーの表面処理,分散性向上技術の種類とその特性

著者 (1件)： 宇山浩 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 16  号： 12  ページ： 29-32  発行年： 2017年03月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セルロースナノファイバー(CNF)は高性能であるが,強固な水素結合のため,その利用には分散性が必須である。製造技術と絡めて,分散性向上技術を紹介した。湿式メカノケミカル法は,処理回数を増やせば,分散性が向上する。超高圧微粒化技術は,摩耗粉が混入せず,数か月分散安定性が得られる。バクテリアセルロースは,高純度,高分子量の透明フィルムが得られる。TEMPO酸化CNFは,カルボキシル基の生成により,分散性が向上し,更に,種々化学修飾により,多種溶媒に分散可能となる。本法は,物理的解繊より低エネルギーであるが,コストが高い。

シソーラス用語： *セルロース繊維 ,  *ナノファイバ ,  *表面処理 ,  *分散【dispersion】 ,  事例研究 ,  生産技術 ,  フィブリル化 ,  酸化 ,  セルロース
準シソーラス用語： TEMPO酸化 ,  *セルロースナノファイバー ,  バクテリアセルロース ,  *事例紹介

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  添加剤・配合薬品・副資材一般  (YH05010N)

引用文献 (6件)：

• D. Klemm, F. Kramer, S. Moritz, T. Lindstrom, M. Ankerfors, D. Gray, A. Dorris, Angew Chem. Int. Ed., 50, 5438 (2011)
• 図解よくわかる名のセルロース, ナノセルロースフォーラム編, 日刊工業新聞社 (2015)
• セルロースナノファイバーの調製, 分散・複合化と製品応用, 技術情報協会 (2015)
• セルロースナノファイバー技術資料集, シーエムシー出版 (2016)
• T. Saito, Y. Nishiyama, J. -L. Putaux, M. Vignon, A. Isogai, Biomaromol., 7, 1687 (2006)

タイトルに関連する用語 (7件)： セルロースナノファイバー ,  改質 ,  複合化 ,  応用 ,  展開 ,  表面処理 ,  分散性