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J-GLOBAL ID：201702232026380800   整理番号：17A0822100

シロイヌナズナの根における2つの細胞質型グルタミン合成酵素アイソザイムのアンモニウム同化への寄与

Contributions of two cytosolic glutamine synthetase isozymes to ammonium assimilation in Arabidopsis roots

著者 (12件)： KONISHI Noriyuki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  ISHIYAMA Keiki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  ISHIYAMA Keiki (RIKEN Plant Sci. Center, Yokohama, JPN) ,  BEIER Marcel Pascal (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  INOUE Eri (RIKEN Plant Sci. Center, Yokohama, JPN) ,  KANNO Keiichi (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  YAMAYA Tomoyuki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  YAMAYA Tomoyuki (RIKEN Plant Sci. Center, Yokohama, JPN) ,  TAKAHASHI Hideki (RIKEN Plant Sci. Center, Yokohama, JPN) ,  TAKAHASHI Hideki (Michigan State Univ., MI, USA) ,  KOJIMA Soichi (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KOJIMA Soichi (RIKEN Plant Sci. Center, Yokohama, JPN)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 68  号： 3  ページ： 613-625  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グルタミン合成酵素(GS)は,アンモニウムをグルタミン酸に取り込み,細胞質や葉緑体にグルタミンを生成する反応を触媒するが,アンモニウム同化における生理学的機能や根における調節についてはわかっていない。本研究では,シロイヌナズナの根における2つの細胞質型GS1アイソザイム(GLN1;2とGLN1;3)のアンモニウム同化における生理学的機能について調査した。その結果,GLN1;2の欠損は,アンモニウム十分条件下で植物成長とグルタミン生合成の有意な抑制を引き起こした。一方,GLN1;3の欠損は,植物成長とグルタミン生合成をわずかな抑制するだけであった。GLN1;2は豊富に発現され,そのプロモーター活性は皮層や表皮に局在したが,GLN1;3は内鞘での発現が低いため,シロイヌナズナ根におけるアンモニウム同化に対する生理学的寄与が異なることが示唆された。こうした結果から,シロイヌナズナにおけるGLN1アイソザイム特異的調節メカニズムは,アンモニウムの豊富な環境にも適応を可能にすることが明らかとなった。

シソーラス用語： *グルタミンシンテターゼ ,  アイソザイム ,  アンモニウムイオン ,  窒素 ,  根 ,  遺伝子発現 ,  *植物成長 ,  シロイヌナズナ ,  分子遺伝現象 ,  *植物生理 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  アンモニウム ,  グルタミン合成酵素

分類 (3件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物の生化学  (EH01050J) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (1件)： グルタミン

タイトルに関連する用語 (6件)： シロイヌナズナ ,  根 ,  グルタミン合成酵素 ,  アイソザイム ,  アンモニウム ,  同化