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J-GLOBAL ID:201702232772348318   整理番号:17A0716856

広域同調開花・枯死後19年間にわたるチシマザサ個体群の回復過程

Recovery process of a dwarf bamboo (Sasa kurilensis) population for 19 years after synchronous flowering and die-off
著者 (5件):
資料名:
号: 30  ページ: 8-17  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: L0706A  ISSN: 0289-2111  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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広範囲で同調して開花・枯死するササ類は,地下茎を介してクローン成長を行い,冷温帯林や亜寒帯林の林床で広く優占する。しかし,その群落形成過程を観察できる機会は少ない。本研究では,1995年に秋田県十和田湖畔のブナ林で同調開花・枯死したチシマザサ個体群を対象として,更新後10年目(2005年)および19年目(2014年)における回復状況を調べた。1995年に開花・枯死したD区,開花せずに生存したL区のいずれかに位置する各4m2の方形区でチシマザサの被度や稈密度を測定し,稈の地際直径から現存量(4m2当たりの地上部バイオマス)を推定した。また,林床における光環境の指標として開空度を測定した。2005年におけるD区の被度や稈密度は,開空度の大きな方形区ほど大きかった(高かった)。開空度の小さな方形区では2014年までに被度や稈密度が顕著に増加していたが,L区では被度や稈密度に大きな変化は見られなかった。2014年におけるD区の現存量は開空度と正の関係を示し,明るい方形区ではL区をも上回る傾向が見られたが,L区の現存量は開空度との間に有意な関係を示さなかった。以上の結果から,チシマザサの回復は明るい林冠ギャップ下で早いこと,暗い林床では今後も現存量の回復が続き,やがては林床の光環境に関わらずチシマザサが密生するようになることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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植物生理学一般  ,  植物生態学  ,  森林生物学一般 
引用文献 (30件):
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