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J-GLOBAL ID:201702233097107061   整理番号:17A1545675

クルクミン投与はカドミウム処理したラットにおけるアセチルコリンエステラーゼ遺伝子発現を抑制する【Powered by NICT】

Curcumin administration suppress acetylcholinesterase gene expression in cadmium treated rats
著者 (5件):
資料名:
巻: 62  ページ: 75-79  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0121B  ISSN: 0161-813X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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クルクミン,ターメリックの主なポリフェノール成分(Curcuma longa)根茎は,アセチルコリンエステラーゼ(AChE)遺伝子発現をどのように調節するかに関する情報は限られと抗コリンエステラーゼ能力を発揮することが報告されている。それ故,本研究は,カドミウム(Cd)処理ラットにおける大脳皮質アセチルコリンエステラーゼ(AChE)活性とそのmRNA遺伝子発現レベルに対するクルクミンの影響を評価しようと考えた。さらに,ラット大脳皮質AChE活性に及ぼす種々の濃度のクルクミン(1 5μg/mL)のin vitro効果を評価した。動物を六群(n=6)に分けた:1群は対照(Cd無し)として機能し,生理食塩水/賦形剤を受け,第2群は25mg/kgで生理食塩水+クルクミンを,3群は生理食塩水+クルクミン50mg/kgを,4群はCd+賦形剤を受け,5群は25mg/kgのCd+クルクミンを受け取り,6群は50mg/kgのCd+クルクミンを受けている。ラットを7日間強制経口投与によるCd(2.5mg/kg)とクルクミン(25及び50mg/kg)を投与した。アセチルコリンエステラーゼ活性はEllman法で測定し,AChE発現を定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT qPCR)アッセイにより行った。は対照群と比較してCdの急性投与はアセチルコリンエステラーゼ活性を増加させ,加えて全脳皮質におけるAChEm RNAレベルの有意な(P<0.05)の増加を引き起こすことを観察した。しかし,Cd処理群と比較して,クルクミンとの共処理は,AChE活性を阻害し,AChEm RNAレベルを変化させる。さらに,クルクミンはin vitroでのラット大脳皮質AChE活性を阻害した。結論として,クルクミンは抗アセチルコリンエステラーゼ活性を示し,Cd曝露したラットにおけるAChEm RNA遺伝子発現レベルを抑制し,Alzheimer病を含む神経学的障害の治療におけるこのウコン派生化合物の治療効果のいくつかの生化学的及び分子的証拠を提供した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  有機化合物の毒性 
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