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J-GLOBAL ID:201702233603442533   整理番号:17A0331880

マルチクラス懸濁質輸送モデルを用いた福島沿岸域における河川由来懸濁質および懸濁態放射性核種の海洋分散について

A Multi-class Sediment Transport Model for Oceanic Dispersal of River-derived Sediments and Associated Suspended Radionuclides off Fukushima
著者 (1件):
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巻: 54  号:ページ: 159-172  発行年: 2017年02月27日 
JST資料番号: L3747A  ISSN: 1342-2758  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福島第一原発由来の放射性核種の沿岸域での懸濁質分散とそれに伴う懸濁態137Csインベントリの精緻な評価に向けて,JCOPE2-ROMSダウンスケーリングによる3段ネスト高解像度領域懸濁質輸送モデルを開発した。本モデルでは,浅海域の再懸濁過程で重要となる波浪の効果を考慮するとともに,サイズ毎に異なる分散挙動を評価するためにマルチクラス粒子に対応させ,さらに河川由来の懸濁質や海底堆積層から再懸濁して海洋中を再循環する輪送過程を取り込んだ点に大きな特徴がある。水深200m以深の沖合堆積物中に出現する高濃度の懸濁態137Csの起源について評価した結果,予想されていた浅海域からの懸濁物輸送の寄与は小さく,有機物系粒子に吸着した137Csが関与する可能性が示唆された。また,水深600m程度の沖合海域では仙台湾沖をソースとする南向き細粒懸濁質フラックスが等深線に沿うように発達すること,河川からの懸濁質の再循環は水深30m以浅の浅海域に限定されることなどが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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環境の汚染及び防止 
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