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J-GLOBAL ID：201702233675306439   整理番号：17A0637897

多孔性液体としてのイソタクチックポリ(4-メチル-1-ペンテン)メルト: 圧媒体の貫通による圧縮性の減少

Isotactic poly(4-methyl-1-pentene) melt as a porous liquid: Reduction of compressibility due to penetration of pressure medium

著者 (5件)： Chiba Ayano (Department of Physics, Keio University, Yokohama 223-8522, Japan) ,  Inui Masanori (Graduate School of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University, Higashi-Hiroshima, Hiroshima 739-8521, Japan) ,  Kajihara Yukio (Graduate School of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University, Higashi-Hiroshima, Hiroshima 739-8521, Japan) ,  Fuchizaki Kazuhiro (Department of Physics, Ehime University, Matsuyama 790-8577, Japan) ,  Akiyama Ryo (Department of Chemistry, Kyushu University, Fukuoka 819-0395, Japan)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 19  ページ： 194503-194503-5  発行年： 2017年05月21日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 270°Cでメルト状態にある高分子イソタクチックポリ(4-メチル-1-ペンテン)(P4MP1)の圧力誘起構造変化を,高圧in situX線回折で調べた。ここで,ヘリウムガスを用い,1.8 kbarまでの高圧をかけた。このメルトの最初のシャープな回折ピーク(FSDP)位置は,固体圧力透過媒体を用いた通常の圧縮よりも小さな圧力依存性を示す。ヘリウムガスを用いた濃度は2 kbarで約10%であり,固体媒体を用いた同じ圧力での約20%よりも小さい。この結果は,ヘリウムが主鎖の間の間質腔に入ったことを示唆している。ヘリウム/単量体モル比は,FSDP位置から,2 kbarで0.3と見積もった。これらの結果は,このP4MP1メルトの圧縮性は,圧力透過媒質に大きく依存することを示唆している。細孔サイズは,圧力によって可逆的,連続的に制御されるので,このP4MP1メルトは,非結晶性物質中での細孔の新しい機械的応答を調べるための理想的な多孔性液体になりうることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *多孔質体 ,  *重合体 ,  ポリメチルペンテン ,  *融解高分子 ,  *圧縮性 ,  X線回折 ,  ヘリウム ,  圧力効果 ,  応答
準シソーラス用語： *多孔性物質 ,  *イソタクチックポリマ ,  ポリ(4-メチル-1-ペンテン) ,  *高分子メルト ,  構造変化 ,  in situ X線回折 ,  圧力依存性 ,  機械的応答

分類 (1件)： 高分子の立体構造  (CG02031G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 多孔性 ,  メルト ,  圧 ,  媒体 ,  圧縮性