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J-GLOBAL ID：201702233816956513   整理番号：17A1079337

鹿児島県奄美大島の海岸砂丘地におけるリュウキュウマツ林の実態

Conditions of Pinus luchuensis forests in the coastal sand dunes of Amami Oshima Island, Kagoshima Prefecture, Japan

著者 (4件)： 寺本行芳 (鹿児島大 農) ,  河野修一 (愛媛大 農) ,  CHUN Kun-Woo (江原大学校山林環境科大) ,  KIM Suk-Woo (江原大学校山林環境科大)
資料名： 日本砂丘学会誌  (Sand Dune Research)
巻： 64  号： 1  ページ： 9-14  発行年： 2017年08月10日 
JST資料番号： Y0118A  ISSN： 0918-5623  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 奄美大島の海岸砂丘地において実施した植生調査と土壌断面調査の結果に基づき,リュウキュウマツ林の構成種,遷移および土壌,リュウキュウマツの構造について検討した。遷移の進行は,海岸防災林であるリュウキュウマツ林の防災機能の低下を引き起こす恐れがあると考えられる。防災機能維持のためには,松葉掻きなどを通じた継続的な土壌管理が必要となる。これには,行政だけでなく,地域住民やボランティアなどの協力が不可欠である。さらに,海岸林の造成は,海岸地域に住む人々や海岸地域を守るために行うものである。このことを広く周知させるために,植林活動や森林教育を行うことも重要である。

シソーラス用語： *マツ属 ,  砂丘 ,  奄美諸島 ,  調査 ,  土壌断面 ,  *保安林 ,  *生態遷移 ,  土壌管理 ,  環境教育
準シソーラス用語： *リュウキュウマツ ,  海岸砂丘 ,  奄美大島 ,  植生調査 ,  *海岸防災林 ,  *森林遷移 ,  森林教育

分類 (1件)： 森林植物学  (FF02020E)

引用文献 (13件)：

• 東 三郎: 土木教程選書 砂防学概論, 鹿島出版会, 東京 (1991) pp.172-187
• Isermann, M.: Soil pH and species diversity in coastal dunes, Plant Ecology, 178, 111 -120 (2005)
• 石原修一・藤本 潔・川西基博・渡辺 亮・田中伸治: 奄美大島マングローブ林の植生と立地の関係およびメヒルギ林の炭素蓄積量, 森林立地, 46 (1), 9-19 (2004)
• 松本舞恵・下川悦郎・地頭薗隆・黒木 健: しらす急斜面の表層崩壊跡地における植生回復と表層土の発達, 砂防学会誌, 52 (4), 4-12 (1999)
• 宮脇 昭・井上香世子・佐々木寧・藤原一繒・本多マサ子・原田 洋・新納義馬・大野啓一・井出久登・鈴木邦雄・大野隼夫: 名瀬市植生調査報告, 名瀬市, 19-101 (1974)

タイトルに関連する用語 (4件)： 鹿児島 ,  奄美大島 ,  海岸砂丘 ,  リュウキュウマツ