文献

J-GLOBAL ID：201702234028941243   整理番号：17A1817551

高いデジタル分解能のNMRスペクトルへ向けた半整数四重極子の逐次磁場掃引固体NMRの開発

Development of Stepwise-Field-Swept Solid-State NMR of Half-Integer Quadrupoles towards High Digital-Resolution NMR Spectra

著者 (1件)： Yamada Kazuhiko (Interdisciplinary Science Unit, Multidisciplinary Sciences Cluster, Research and Education Faculty, Kochi University, Oko Campus)
資料名： Bulletin of the Chemical Society of Japan  (Bulletin of the Chemical Society of Japan)
巻： 90  号： 11  ページ： 1224-1229(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0450A  ISSN： 0009-2673  CODEN： BCSJA8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高いデジタル分解能のNMRスペクトルを得ることが可能になるような,逐次磁場掃引固体核磁気共鳴(NMR)実験を,臭化ストロンチウム水和物の^79/81Br NMRを利用して行った。通常の磁場掃引NMRにおいて,FIDシグナルを積算している間に磁場を連続して変化させるのと対照的に,本方法ではFIDシグナルは静磁場で観測し,各積算後に磁場を段階的に変化させる。遷移確率を得るためにZeemanハミルトニアンと四重極ハミルトニアンを数値的に対角化する直接対角化法によって計算する磁場掃引NMRスペクトルのスペクトルシミュレーションについても示した。非永続モードで超電導磁石を制御する超電導磁石およびDC電源の安定性を含む,高いデジタル分解能のNMRスペクトルを得るのに必要な改良についても簡単に検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  スペクトル ,  分解能 ,  臭化ストロンチウム ,  水和物 ,  遷移確率 ,  Zeeman効果 ,  ハミルトニアン ,  四重極 ,  対角化 ,  スペクトルシミュレーション ,  二次元NMR ,  自由誘導減衰 ,  磁場 ,  分数
準シソーラス用語： NMRスペクトル ,  固体NMR ,  半整数

分類 (1件)： NMR一般  (BM07041R)

引用文献 (25件)：

• 1) S. E. Ashbrook, Phys. Chem. Chem. Phys. 2009, 11, 6892.
• 2) A. Goldbourt, P. K. Madhu, Monatsh. Chem. 2002, 133, 1497.
• 3) K. Yamada, Teion Kogaku 2016, 51, 64.
• 4) Unpublished data.
• 5) L. A. O’Dell, I. L. Moudrakovski, J. Magn. Reson. 2010, 207, 345.

タイトルに関連する用語 (10件)： デジタル ,  分解能 ,  NMRスペクトル ,  半整数 ,  四重極子 ,  逐次 ,  磁場 ,  掃引 ,  固体NMR ,  開発