抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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菌床栽培の増加,中国産の輸入の増加,及び品種混合の容認などで,日本古来の原木によるシイタケ栽培は低迷している。本稿では,このような背景を基に日本のきのこ生産の動向と課題を,次の項目に沿って解説した。1)栽培きのこ類の生産動向,2)原木シイタケの生産,流通動向,3)流通の実態,4)美味しい品種のブランド化による高付加価値化,5)品種ブランド規格の統一による国内外への拡張展開,である。原木林の循環利用によって営まれる原木シイタケ栽培は原木を安定的に確保できるため競争力が強いばかりか,その産物は「食の豊かさ」や「ロハス」を希求する国内外の消費者に広く受け入れられると考えている。