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J-GLOBAL ID:201702234126431546   整理番号:17A0087829

天然スギ(Cryptomeria japonica)樹木の仮道管分化に対するtrans-ゼアチン適用の影響

Effects of application of trans-zeatin on tracheid differentiation in mature sugi (Cryptomeria japonica) trees
著者 (4件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 370-376  発行年: 2016年 
JST資料番号: L3386A  ISSN: 1435-0211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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スギ(Cryptomeria japonica)樹木の木材性質を改善するために,仮道管(春材あるいは秋材)の分化メカニズムを明らかにする。針葉樹では,水分欠乏が仮道管分化に影響する。しかしながら,土壌から分化する仮道管への含水量に関する情報を知らせるシグナルは未知である。マクロ栄養素や水の不足に対する植物の応答には違いと同一性があり,多くは長間隔のホルモンシグナルが関係している。Arabidopsisではtrans-ゼアチン(tZ)タイプのサイトカイニンが,根からシュートへの向頂的シグナルとしての役割を果たしている。本報では,tZ単独あるいは他の植物ホルモンとの組合せ適用による,秋材形成中の天然スギ樹木の仮道管分化への影響を検討した。tZ適用によって,7,8,9月のコントロールに比べて有意に小さな細胞壁割合で大きなミクロフィブリル角をもつ春材タイプの仮道管が形成された。インドール酢酸(IAA)とtZ組合せ適用では,tZ適用効果が阻害される一方,ジベレリン酸(GA3)ではそれはなかった。10,11月でのtZ適用は,木部形成や形成層休眠には影響しなかった。tZは春材仮道管の分化において役割を果たしていると仮説した。Copyright 2016 The Japan Wood Research Society Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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植物生理学一般 
引用文献 (41件):
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