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J-GLOBAL ID:201702234344379067   整理番号:17A1084041

弱毒ウイルスによる植物ウイルス病の防除:過去・現在から未来へ

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資料名:
巻: 42  号:ページ: 326-333  発行年: 2017年08月20日 
JST資料番号: F1156A  ISSN: 2187-0365  CODEN: NNGIBJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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植物におけるウイルス病の防除方法の一つに弱毒ウイルスの利用がある。病徴をほとんど生じさせない弱毒ウイルスを一種の弱毒ワクチンとして,ウイルス病の予防に利用されているものである。これは,あるウイルスに感染した植物においては,同じウイルス種の他の系統あるいは近縁のウイルス種による感染が抑制されるという干渉作用あるいは交差防御と呼ばれる現象を利用している。ここでは,植物における弱毒ウイルスの病原性および干渉作用など本手法の基礎的研究ならびに弱毒ウイルスの応用・実用的研究などについて,過去から現在までの状況および未来へ向けた展望について述べた。我が国では, CTVの弱毒ウイルス接種済カンキツ品種の苗をはじめ, CMV予防に弱毒ウイルスを接種したトマト苗などが全国的に市販されている。また,ZYMVやPMMoVの弱毒ウイルスが生物農薬として登録され,一部では市販されている。また,これらを利用し,弱毒ウイルスを接種した苗なども育成されている。ウイルス病防除に対する有効・簡便な手立てがない現在,本手法は,今後も,消費者にとり安心・安全な食料の生産や環境にやさしい防除技術として,個々の作物とウイルス種の組合せで,グローパルなレベルから,全国的に,県別,栽培地別,品種別,栽培組合別,個々の栽培園別など,大小さまざまなスケールで,利用されていくものと考えられた。
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分類 (4件):
分類
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果樹  ,  野菜  ,  ウイルスによる植物病害  ,  生物的防除 
引用文献 (74件):
  • 1) H. H. McKinney: J. Agric. Res. 39, 557-578 (1929).
  • 2) W. M. Stanley: Science 81, 644-645 (1935).
  • 3) R. N. Salaman: Nature 131, 468 (1933).
  • 4) F. O. Holmes: Phytopathology 24, 845-873 (1934).
  • 5) T. J. Grant and A. S. Costa: Phytopathology 41, 114-122 (1951).
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