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J-GLOBAL ID:201702234762988242   整理番号:17A0495908

非加水分解性リンカーを有するクエルセチン-グルタミン酸複合体;P糖蛋白質の阻害による多剤耐性逆転薬のための新規な足場

Quercetin-glutamic acid conjugate with a non-hydrolysable linker; a novel scaffold for multidrug resistance reversal agents through inhibition of P-glycoprotein
著者 (5件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 1219-1226  発行年: 2017年02月01日 
JST資料番号: W0556A  ISSN: 0968-0896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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これまで,クエルセチン-グルタミン酸複合体がP糖蛋白質(Pgp)仲介薬物流出の阻害を介して癌細胞の多剤耐性(MDR)を広範囲の抗癌剤に逆転させる顕著な効果を報告している。加水分解可能な性質のために,クエルセチン複合体のMDR逆転活性はその加水分解生成物,クエルセチンに起因している。しかしながら,いくつかの証拠から,クエルセチン-グルタミン酸複合体はクエルセチンよりも強いMDR逆転活性を有することが証明されている。この仮説を評価し,MDR逆転薬のための新規足場を特定するため,非加水分解性リンカーを介して7-O位に結合したグルタミン酸を有するクエルセチン複合体を調製した。Pgp阻害分析,Pgp ATPアーゼ分析およびMDR逆転活性分析を行い,非加水分解性クエルセチン複合体はクエルセチンの活性と比較して著しく高い活性を示した。残念ながら,クエルセチン複合体はPgp阻害におけるベラパミルと同じ位有効ではなく,それによってMDRを逆転させたが,切断不能なリンカーを有する構造的に修飾されたクエルセチン複合体は,クエルセチンと比較して顕著に改善されたMDR逆転活性を示した。総合すれば,適切な構造的変化を有するクエルセチン複合体は,新規なMDR逆転薬の設計のための足場として役立つ可能性を有することが示された。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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ピランの縮合誘導体  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  酵素一般 
物質索引 (6件):
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