文献

J-GLOBAL ID：201702234848680330   整理番号：17A1517238

南海トラフ巨大地震・津波発生の真実にせまる~強靭な社会の構築に向けて~3.南海トラフ付加体先端部における地震・津波発生メカニズム

著者 (1件)： 坂口有人 (山口大 大学院創成科学研究科)
資料名： 地盤工学会誌  (Geotechnical Engineering Magazine)
巻： 65  号： 11/12  ページ： 63-69  発行年： 2017年11月01日 
JST資料番号： F0369A  ISSN： 1882-7276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地震は,地震性すべりが海溝まで伝搬して先端部が巨大変位することでマグニチュード9.0の超巨大地震になった。南海トラフも沈み込み帯先端部のプレート境界断層は,巨大変位の必要条件を備えている。南海トラフの地震・津波発生メカニズムに関して,以下を解説した。1)なぜ断層を調べるのか。2)「ちきゅう」による日本海溝掘削の成果。3)超巨大津波は南海トラフでも発生する。4)巨大変位の駆動力。

シソーラス用語： *大地震 ,  大津波 ,  *南海トラフ ,  滑り ,  日本海溝 ,  プレート境界 ,  掘削船 ,  海洋掘削 ,  *地質調査船 ,  震災 ,  破壊 ,  境界摩擦
準シソーラス用語： *ちきゅう ,  *地震性滑り ,  地震破壊 ,  東日本大震災

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (35件)：

• 気象庁:平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震について(第28報),報道発表資料,2011.
• Ide, S., Baltay, A. and Beroza, G. C.: Shallow dynamic overshoot and energetic deep rupture in the 2011 Mw 9.0 Tohoku-oki earthquake, Science; doi: 10.1126/science. 1207020, 2011.
• Fujiwara, T., Kodaira, S., No, T., Yuka Kaiho, Y., Takahashi, N. and Kaneda, Y.: The 2011 Tohoku-Oki Earthquake: Displacement Reaching the Trench Axis, Science, Vol. 334, 1240; doi: 0.1126/science.1211554, 2011.
• Ito, Y., Tsuji, T., Osada, Y., Kido, M., Inazu, D., Hayashi, Y., Tsushima, H., Hino, R. and Fujimoto, H.: Frontal wedge deformation near the source region of the 2011 Tohoku-Oki earthquake, Geophysics Research Letter Vol. 38, L00G05, doi:10.1029/2011GL048355, 2011.
• Kikuchi, M., Nakamura, M. and Yoshikawa, K.: Source rupture processes of the 1944 Tonankai earthquake and the 1945 Mikawa earthquake derived from low-gain seismograms, Earth Planets Space, Vol. 55, pp.159-172, 2003.

タイトルに関連する用語 (8件)： 南海トラフ巨大地震 ,  津波 ,  社会 ,  構築 ,  南海トラフ ,  付加体 ,  地震 ,  発生メカニズム