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J-GLOBAL ID：201702234972801125   整理番号：17A0680877

空隙の連結性に着目したセメント系硬化体の空隙構造の評価

著者 (3件)： 須藤俊幸 (東京都下水道局 東部第一下水道事務所建設課) ,  佐伯竜彦 (新潟大学 工学部建設学科) ,  斎藤豪 (新潟大学 工学部建設学科)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 73  号： 1  ページ： 82-92(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,劣化原因物質の移動経路となる粗大な毛細管空隙間を連結する連結空隙に着目して,連結空隙の量と空隙径を定量化し,空隙構造の物質移動性状への影響について検討を行った.具体的には,水銀圧入法と水蒸気吸脱着試験を併用することで,連結空隙であるボトルネック空隙の空隙径を特定し,その空隙量の定量化と空隙構造の複雑さとの関係を評価した. また,連結空隙の大きさとC-S-Hの凝集構造との関係から,C-S-H凝集体内部に連結空隙が形成される原因を考察し,C-S-HのC/S比の低下が空隙構造を複雑化するメカニズムを考察した.(著者抄録)

シソーラス用語： *硬化物 ,  *セメント ,  *細孔構造 ,  連結性 ,  細孔径 ,  物質移動 ,  計測 ,  吸着 ,  脱着 ,  水和物 ,  凝集 ,  凝集体 ,  空隙率 ,  *セメント硬化体 ,  吸着試験 ,  凝集構造 ,  水銀圧入法 ,  ケイ酸カルシウム水和物 ,  水吸着
準シソーラス用語： C-S-H ,  空隙構造 ,  細孔量 ,  水蒸気吸着

著者キーワード (5件)： pore volume ,  pore size distribution ,  C-S-H ,  water adsorption ,  MIP

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (27件)：

• 1) 吉田亮,岸利治:水セメント比および養生が異なるセメントペーストにおける水銀圧入過程の相違に関する研究,コンクリート工学年次論文集,Vol. 29, No. 1, pp. 729-734, 2007.
• 2) Lowell, S. and Shields, J. E. : Hysteresis, entrapment, and wetting angle in mercury porosimetry, Journal of Colloid and Interface Science, Vol. 83, pp. 273-278, 1981.
• 3) 近藤連一編著:多孔材料,技報堂出版,1991.
• 4) 近藤精一,石川達雄,安倍郁夫:吸着の化学 第二版,2009.
• 5) 桂修,漆崎要,吉野利幸,鎌田英治:水銀圧入法によるセメント硬化体の細孔径分布と水の脱着平衡,コンクリート工学論文集,Vol. 10, No. 1, pp. 65-77, 1999.

タイトルに関連する用語 (7件)： 空隙 ,  連結性 ,  着目 ,  セメント系 ,  硬化体 ,  空隙構造 ,  評価