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J-GLOBAL ID：201702235232131230   整理番号：17A0979826

防護施設の被災度を考慮した津波浸水範囲評価手法の開発

著者 (4件)： 関克己 (中央大学 研究開発機構) ,  有川太郎 (中央大学 理工学部 都市環境学科) ,  富田孝史 (名古屋大学大学院 環境学研究科) ,  千田優 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 津波高潮研究グループ)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_301-I_306(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,防護施設の状態が津波浸水に及ぼす影響を明らかにすることを目的として,津波来襲時における防護施設の状態を不確実なものとして取り扱い,モンテカルロ法を用いて決めた数値シミュレーションを実施し,防護施設の高さを変化させ,その変化に伴う後背地への浸水変化を検討した.一つの地域を対象とし,防護施設の状態を変えた461ケースの計算を実施したところ,想定されている南海トラフ地震のような巨大津波においては,最大浸水深は20%から30%程度異なり,浸水開始時間についても2分程度早くなる地域もあるが,浸水範囲については,概ね全倒壊の結果で全ケースが網羅されていることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *津波 ,  *浸水 ,  地域 ,  方式 ,  評価 ,  自然災害 ,  損害 ,  *防護施設 ,  不確実性 ,  シミュレーション ,  モンテカルロ法 ,  防波堤 ,  津波災害 ,  数値シミュレーション ,  *浸水域 ,  評価方法
準シソーラス用語： *浸水区域 ,  評価手法 ,  *海岸保全施設

著者キーワード (5件)： tsunami ,  inundation ,  assessment ,  seawall ,  damage

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (2件)：

• 1) 富田孝史,柿沼太郎(2005) : 海水流動の3次元性を考慮した高潮・津波数値シミュレータSTOCの開発と津波解析への適用,港湾空港技術研究所報告,Vol. 44,No. 2,pp. 83-98.
• 2) 内閣府(2012):南海トラフの巨大地震モデル検討会,http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/model/data_teikyou.html,参照 2015-08-01.

タイトルに関連する用語 (6件)： 防護施設 ,  被災度 ,  津波 ,  浸水 ,  評価手法 ,  開発