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J-GLOBAL ID:201702235515258354   整理番号:17A0135999

西部亜寒帯北太平洋のK2定点における沈降粒子の窒素同位体組成の季節的変動

Seasonal variations in the nitrogen isotopic composition of settling particles at station K2 in the western subarctic North Pacific
著者 (12件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 819-836  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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北太平洋西部亜寒帯ジャイル(WSG)のK2定点にて2010~2012年期間,海洋地理航海と係留セジメントトラップを使用した集中観測は,懸濁粒子と沈降粒子のδ15Nの季節的変化を明らかにした。懸濁粒子(SUS)を表層から200m深度の間で採取し;沈降粒子を漂流セジメントトラップ(DST;100~200m)と係留セジメントトラップ(MST;200と500m)にて採取した。植物プランクトンによる硝酸塩消費期間の同位体分別により期待されることと反して,全粒子は冬に高いδ15N,夏に低いδ15Nを示す。これらの観測された同位体パターンが光制御された硝化を通したアンモニア消費によることを示唆し,それは有光層(EZ)における0.4~3.1‰のδ 15N(SUS)変動を誘起する。δ15N(SUS)特性は,EZにおける懸濁粒子からの生物的変換時の変更にもかかわらず,δ15N(DST)により反映された。沈降粒子におけるδ15N向上(平均:3.6‰)とC:N比の増加(1.6だけ)は,植物食性動物プランクトンからの年間を通した代謝物の寄与と珪藻により生成された透明体外ポリマ粒子(TEPs)の寄与を示唆する。δ15N(DST)の2.4~7.0‰の季節的変動はK2における一次生産(PP)と有意な相関を示す。PPと1.9~8.0‰のδ15N(MST)回帰に対する観測されたδ15N(DST)を応用して,WSGにおけるPP変化の年間時系列を構築した。生産性を推定するためのこの新しいアプローチは,その検証が注意深くされる必要があるとしても,WSGにおける生物ポンプを理解するための強力な道具となりえる。Copyright 2016 The Oceanographic Society of Japan and Springer Japan Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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水圏・生物圏の地球化学  ,  生態系 
引用文献 (119件):

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