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J-GLOBAL ID:201702235518448723   整理番号:17A1137927

中国南部,揚子プラットフォームのエディアカラ堆積盆環境の化学層序学:炭素同位体の深度勾配についての海洋学的及び続成作用的観点

Chemostratigraphy of the Ediacaran basinal setting on the Yangtze platform, South China: Oceanographic and diagenetic aspects of the carbon isotopic depth gradient
著者 (6件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: ROMBUNNO.12196  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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中国南部における揚子プラットフォームのエディアカラ動物群の地層は,その堆積環境が浅海域~海盆域で,エディアカラ紀における気候変動や動物進化についての貴重な情報源となっている。浅海環境についての研究に比べて海盆域からの研究が限定的である。これにより層序対比の確立と揚子プラットフォームの海洋学的環境の解明が進捗しない。本稿では,炭酸塩(δ13Ccarb),有機物質(δ13Corg),総有機炭素量の安定炭素同位体プロファイル,87Sr/86Sr比及びMn・Rb・Sr濃度の解析に基づいて,湖南省Fengtanの海盆断面の化学層序について報告した。Fengtan地域に代表されるDoushantuo層の海盆断面から,広域対比と海洋学に重要なデータが得られる。Doushantuo層中の3つの堆積間隙は三峡地域に対比される:(i)安定したδ13Corg値と変質を示す87Sr/86Sr比を伴う負のδ13Ccarb異常を有する下部セクションは,Doushantuo部層2と3の間の境界(間隙A)に対比できる;(ii)比較的高いδ13Ccarb異常と非変質の87Sr/86Sr比(最大0.7086まで)を示す中部セクションは,Doushantuo部層3の下部(間隙B)に相当する;(iii)上部セクションにおける低いδ値と負のδ13Ccarb異常は,長期にわたる負のδ13Ccarb値(間隙C)に対比可能である。ガスキエス氷期は間隙Aに当たり,間隙Cは他のエディアカラ地域で報告されたシュラムエクスカーションに相当するらしい。本稿の対比から,揚子プラットフォームにおけるδ13Ccarbの深度勾配が明らかになり,前期から中期エディアカラ紀の海盆セクションでは還元環境が支配的であったことが分かった。そのような条件下では,有機炭素もしくはメタンの嫌気的分解によって無機炭素同位体組成が擾乱され,少なくともδ13Ccarbの深度勾配が影響を被ったと考えられる。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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同位体地質学  ,  先カンブリア時代  ,  堆積環境,層相 
引用文献 (54件):

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