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J-GLOBAL ID：201702236272417598   整理番号：17A0391107

反応性塗料を塗布した発錆炭素鋼に生成するさび層の構造と防食性

Structure and Corrosion Protection of Rust Layer Formed on Pre-rusted Carbon Steel Covered with the Reactive Paint Coating

著者 (12件)： 山下正人 (京都マテリアルズ 環境マテリアル研) ,  山下正人 (大阪大 大学院工学研究科) ,  花木宏修 (京都マテリアルズ 環境マテリアル研) ,  花木宏修 (大阪大 大学院工学研究科) ,  野村豊和 (京都マテリアルズ 環境マテリアル研) ,  寺谷亨 (長瀬産業) ,  宇木則倫 (長瀬産業) ,  KIM Kyung-Tae (大阪大 大学院工学研究科) ,  藤本慎司 (大阪大 大学院工学研究科) ,  林慶知 (京大 エネルギー理工学研) ,  松井秀樹 (京大 エネルギー理工学研) ,  木村晃彦 (京大 エネルギー理工学研)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 66  号： 3  ページ： 93-98  発行年： 2017年03月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素鋼さび層の構造と防食性に及ぼすAl³⁺イオンの影響を調査した。Al³⁺イオンの共存によりα-FeOOH構造を主体とするさび層が生成することが明らかとなった。重防食塗料にAl³⁺イオンを共存させた反応性塗料を,塩化物イオンを含む残存さび層を有する炭素鋼に適用した場合,β-FeOOHとFe₃O₄を主体とした防食性に乏しい残存さび層が,反応性塗料によりα-FeOOH構造を主体とした防食性を示すさび層に変化した。このようなさび構造の変化がない場合は,さび層の防食性は確認できなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 防食塗料 ,  *炭素鋼 ,  さび ,  *耐食性 ,  針鉄鉱 ,  磁鉄鉱 ,  大気腐食 ,  *塗装 ,  腐食試験 ,  アルミニウム化合物 ,  金属イオン
準シソーラス用語： アルミニウムイオン ,  *防食塗装

分類 (2件)： 防食  (WB03040M) ,  金属への塗装  (YJ04030I)

引用文献 (17件)：

• 1)M.Yamashita, H.Miyuki, Y.Matsuda, H.Nagano and T.Misawa, Corros. Sci., 36 [2] p.283 (1994).
• 2)M.Yamashita, H.Nagano, T.Misawa and H.E.Townsend, ISIJ International, 38 [3] p.285 (1998).
• 3)M. Yamashita, H. Konishi, T. Kozakura, J. Mizuki and H. Uchida, Corros. Sci., 47 [10] p.2492 (2005).
• 4)H.E.Townsend, D.D.Davidson and M.R.Ostermiller, Proc. GALVATECH '98, Chiba, p.659 (1998).
• 5)M.Yamashita, H.Miyuki, H.Nagano and T.Misawa, Zairyo-to-Kankyo, 43 [1] p.26 (1994).

タイトルに関連する用語 (6件)： 反応性 ,  塗料 ,  錆 ,  炭素鋼 ,  さび ,  防食性