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J-GLOBAL ID:201702236538961059   整理番号:17A0342103

修飾されたヌクレオシドを含むmRNAワクチンの低用量単回投与によるジカウイルス防御

Zika virus protection by a single low-dose nucleoside-modified mRNA vaccination
著者 (37件):
資料名:
巻: 543  号: 7644  ページ: 248-251  発行年: 2017年03月09日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ジカウイルス(ZIKV)は,新生児と成人で重篤な神経病理学的症状が見られるパンデミックの原因であることが最近明らかになった。ZIKVに特異的な治療薬あるいは予防薬はない。それゆえ,安全で有効なワクチンの開発は優先度の高い課題となっている。メッセンジャーRNA(mRNA)は,ワクチン抗原や治療用タンパク質の送達のための,用途が広く非常に有効性の高いプラットホームである。今回我々は,2013年のZIKV大流行の際の株のprM-E(pre-membrane and envelope)糖タンパク質をコードするmRNAのヌクレオシドに修飾を施し,脂質ナノ粒子に封入した(mRNA-LNP)。これを免疫のために皮内へ低用量単回投与すると,マウスと非ヒト霊長類で強力かつ持続的な中和抗体応答が誘導されることを示す。マウスは,30μgのヌクレオシド修飾ZIKV mRNA-LNPを使った免疫により,ワクチン投与後2週目もしくは5か月目に行ったZIKVチャレンジ投与から防御され,非ヒト霊長類は50μgの単回投与で,ワクチン投与後5週目のZIKAチャレンジ投与に対する防御に十分であった。これらのデータは,ヌクレオシドが修飾されたmRNA-LNPが持続的な防御免疫を迅速に誘導すること,従ってヌクレオシド修飾mRNA-LNPはZIKVに対する世界的な闘いのための新規で有望なワクチン候補であることを実証している。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (3件):
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免疫反応一般  ,  ウイルス感染の生理と病原性  ,  免疫療法薬・血液製剤の基礎研究 

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