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J-GLOBAL ID：201702236729449840   整理番号：17A1010620

貴金属・レアメタルのリサイクル技術や環境技術(下)ニオブチタン超伝導合金のリサイクルへの課題

著者 (4件)： 佐々木秀顕 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  前田正史 (東大 生産技研) ,  大倉未代史 (彩生技研) ,  足立真也 (彩生技研 工場)
資料名： 金属  (Materials Science & Technology)
巻： 87  号： 9  ページ： 765-770  発行年： 2017年09月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ニオブチタン(NbTi)は,レアメタルから作られる高価な合金であり,今後の超伝導物質の用途拡大に対応するためにもリサイクルプロセス開発に対する期待は大きい。しかし,超伝導合金としての性能を発揮するためには厳密な合金組成の管理が重要であり,原料としての再生には高度な技術が必要となる。本稿では,電子ビームを熱源とした真空での溶解により,NbTiを高純度のインゴットとして再生する技術開発を紹介した。まず,超伝導物質の利用の現状(NiTiは線材に加工し易くコスト的に有利であり,MRI,NMR,超伝導リニアなどに使用されている)を述べた。次に,NbTi超伝導線材の形状と製造方法(銅被覆NbTiフィラメントが複数一緒になった多芯の線材)を説明した。最後に,NbTiの需給とリサイクルの課題(ニオブ系超伝導合金は将来も用途拡大が見込まれ日本でリサイクルの重要性は高まる,NbTiの表面から銅を除去し,電子ビーム溶解で完全に除去する方法が提案される)に言及した。

シソーラス用語： *チタン合金 ,  *超伝導材料 ,  線材 ,  加工性 ,  転移温度 ,  *リサイクル ,  銅 ,  除去 ,  電子ビーム融解 ,  NMRイメージング ,  NMR【磁気共鳴】 ,  *ニオブ合金 ,  リニアモータカー ,  *利用 ,  *再利用
準シソーラス用語： MRI【イメージング】 ,  電子ビーム溶解

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  超伝導材料  (BM04041W)

タイトルに関連する用語 (8件)： 貴金属 ,  レアメタル ,  リサイクル ,  環境技術 ,  ニオブ ,  チタン ,  超伝導 ,  合金