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J-GLOBAL ID：201702237602465098   整理番号：17A0776237

温度・拘束圧・持続載荷期間に依存する堆積岩不連続面の変形・透水特性

著者 (2件)： 木下尚樹 (愛媛大学大学院 理工学研究科) ,  安原英明 (愛媛大学大学院 理工学研究科)
資料名： Journal of MMIJ (Web)  (Journal of MMIJ (Web))
巻： 133  号： 3  ページ： 53-57(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0755A  ISSN： 1884-0450  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 放射性廃棄物を人間環境から安全に隔離することは重要である。廃棄物の深部地下における遮蔽管理はこの問題に対する妥当な解決策と考えられ,原子力発電プラントが稼働している国で採用が予想される。これ等を目標岩石に埋め込む前に,目標岩石の機械的また水力学特性を或る精度で予測しなければならない。この面から,本研究は相対的に高い温度と拘束圧条件においてBerea砂岩と幌延泥岩試料の単一割れ目における見かけ割線弾性係数と浸透率変化を検討した。この泥岩の見かけ割線弾性係数は保持時間の増加と共に増加し,特に90°Cにおける値が25°Cの場合より大きく,一方砂岩ではこれが時間と共に僅かに増加した。対照的に泥岩と砂岩試料両方の浸透率は時間と共に単調に減少し,浸透率低下率は全ての試料で同様であった。弾性係数の増加と浸透率の減少は圧力溶解と言った化学力学による様で,この変化を説明する機構は解明されるべきであった。この反応機構はまだ曖昧であるが,時間に伴う弾性係数増加と浸透率低下は目標岩石のインテグリティを改善する可能性がある。

シソーラス用語： 堆積岩 ,  堆積岩岩石学 ,  面 ,  特性 ,  透水性 ,  *透水試験 ,  温度依存性 ,  圧力 ,  圧力効果 ,  *載荷試験 ,  継続時間 ,  時間依存性 ,  溶解 ,  *経時変化 ,  インテグリティ
準シソーラス用語： 不連続面【岩盤】 ,  変形特性 ,  透水性状 ,  拘束圧 ,  圧力依存性 ,  圧力溶解 ,  化学力学

著者キーワード (8件)： 堆積岩 ,  不連続面 ,  力学特性 ,  透水特性 ,  Sedimentary Rock ,  Fracture ,  Mechanical Property ,  Hydraulic Property

分類 (3件)： 放射性廃棄物  (MB05000Y) ,  環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  堆積岩岩石学  (DE05040Q)

引用文献 (16件)：

• 1) W. B. Durham, W. L. Bourcier and E. A. Burton: Water Resources Research, 37 (2001) , 1-12.
• 2) J. E. Elkhoury, P. Ameli and R. L. Detwiler: International Journal of Greenhouse Gas Control, 16S (2013) , S203-S215.
• 3) T. Ishibashi, T. P. McGuire, N. Watanabe, N. Tsuchiya and D. Elsworth: Water Resources Research, 49 (2013) , 2828-2842.
• 4) D. E. Moore, D. A. Lockner and J. D. Byerlee: Science, 265 (1994) , 1558-1561.
• 5) A. Polak, D. Elsworth, J. Liu and A.S. Grader: Water Resources Research, 40 (2004) , W03502, doi:10.1029/2003WR002717.

タイトルに関連する用語 (4件)： 拘束圧 ,  載荷 ,  堆積岩 ,  不連続面