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J-GLOBAL ID：201702238407507983   整理番号：17A0918238

音声認識技術を用いたオオタカの生息有無と繁殖段階の簡易判定法の試作

著者 (3件)： 上野裕介 (元 国土交通省 国土技術政策総合研究所 緑化生態研究室) ,  上野裕介 (東邦大学 理学部) ,  栗原正夫 (国土交通省 国土技術政策総合研究所 緑化生態研究室)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 72  号： 6  ページ： II_341-II_349(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 各種の建設事業や自然環境調査において,猛禽類の生息状況が調査されている.猛禽類の調査は,目視観察や現地踏査といった膨大な調査努力量が必要な調査が行われる一方,発見漏れ等の課題もある.そこで本研究では,簡易に猛禽類の現地調査を行うための技術開発を目的として,オオタカAccipiter gentilisを対象に,音声認識を用いた生息判定技術の開発を試みた.まず,巣内ビデオの記録データからオオタカの鳴き声を抽出した.次に,鳴き声を計5パターン(警戒,餌乞,交尾,雛,幼鳥)に分類し,決定木分析によるオオタカの音声の自動判別モデルを構築した.その結果,構築したオオタカの音声判別モデルの正答率は,同一地区内では約87%であり,モデルを他地区に適用した場合も約65%と高い値を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *ワシタカ類 ,  自然環境 ,  生息環境 ,  繁殖行動 ,  *音声認識 ,  音声 ,  決定分析 ,  *自然保護
準シソーラス用語： *オオタカ ,  決定木分析 ,  鳥の鳴き声 ,  猛禽類

著者キーワード (5件)： rare raptors ,  sound analisis ,  environmental conservation ,  road project ,  Goshawk

分類 (2件)： 自然保護  (SB06000L) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (21件)：

• 1) 環境アセスメント学会編:環境アセスメント学の基礎,恒星社厚生閣,東京,pp. 234,2013.
• 2) 環境省自然環境局野生生物課:猛禽類保護の進め方(改訂版)-特にイヌワシ,クマタカ,オオタカについて-,環境省自然環境局,88pp,2012.
• 3) 環境省自然環境局野生生物課:サシバ保護の進め方,環境省自然環境局,30pp,2013.
• 4) 栗原正夫,上野裕介,松江正彦,園田陽一・井上隆司・山本裕一郎・角湯克典・曽根真理:道路環境影響評価の技術手法「13.動物,植物,生態系」,国土技術政策総合研究所資料 第714号,pp. 605-725,国土技術政策総合研究所,2013.
• 5) 亀山章:オオタカ保護問題と動物観:ランドスケープ研究, Vol. 77, No. 4, pp. 294-297, 2014.

タイトルに関連する用語 (7件)： 音声認識技術 ,  オオタカ ,  生息 ,  繁殖 ,  段階 ,  簡易 ,  試作