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J-GLOBAL ID：201702238763165474   整理番号：17A0152387

中性子・X線回折ラインプロファイル解析の最近の進歩

Recent Progress of Line-profile Analyses for Neutron or X-ray Diffraction

著者 (3件)： 友田陽 (物質・材料研究機構) ,  佐藤成男 (茨城大 大学院理工学研究科) ,  HARJO Stefanus (日本原子力研究開発機構 J-PARCセ)
資料名： 鉄と鋼
巻： 103  号： 2  ページ： 73-85  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 結晶材料のX線回折ラインプロファイルは格子欠陥の影響を受けるので,これを利用して転位密度等ミクロ組織の定量測定が行われてきた。透過電子顕微鏡観察法と比べると簡便であり巨視的平均値が得られる利点がある反面,結果の信頼性に疑念が残る場合がある。そこで本稿では,進歩が著しいラインプロファイル解析法を解説し,その解析事例の幾つかを紹介した。まず,ラインプロファイル解析法について,シングルピーク解析法,マルチピーク解析法(従来の方法と問題点,修正Williamson-Hallプロットと修正Warren-Averbach法の組合せによる解析法,CMWP法)を解説した。次に,その有用性を説明した上で適用事例として,オーステナイト鋼・フェライト鋼・二相鋼の加工硬化と転位密度・配列の関係,およびマルテンサイト鋼の焼戻し軟化と加工硬化と転位密度・配列の関係を紹介した。最後に,回折,小角散乱やブラッグエッジ測定による結晶子サイズの評価についても言及した。

シソーラス用語： *X線回折 ,  *中性子回折 ,  回折格子 ,  定量的分析 ,  ナノ結晶 ,  *結晶構造 ,  転位密度 ,  *金属組織 ,  FWHM ,  格子歪 ,  格子欠陥 ,  転位【結晶】 ,  内部応力 ,  畳込み ,  オーステナイト鋼 ,  加工硬化 ,  フェライト鋼 ,  マルテンサイト鋼 ,  焼戻 ,  軟化 ,  小角散乱 ,  結晶粒径 ,  二相鋼
準シソーラス用語： Bragg回折 ,  ナノ結晶構造 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  ラインプロファイル解析

分類 (2件)： 金属組織観察法  (WB01010R) ,  構造決定法・回折結晶学一般  (BK01010X)

タイトルに関連する用語 (4件)： 中性子 ,  X線回折 ,  プロファイル ,  解析