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J-GLOBAL ID：201702238849513774   整理番号：17A0565478

高速道路における行き先間違い発生要因の把握

著者 (3件)： 飯田克弘 (大阪大学大学院工学研究科) ,  浅井翔治 ((独)鉄道・運輸機構) ,  井上剛志 (大阪大学大学院工学研究科)
資料名： 交通工学論文集(Web)  (JSTE Journal of Traffic Engineering (Web))
巻： 3  号： 2  ページ： A_11-A_18(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0617A  ISSN： 2187-2929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速道路での逆走事案に対し有効な対策を講ずるには,運転者が逆走に至る過程を把握する必要がある.本研究ではまず,先行研究で提示した IC 流出時逆走に至る過程の仮説を検証した.その結果,目的 IC を通過するなどの行き先間違いが逆走のきっかけである可能性を確認した.この結果から,行き先間違いを防止すれば逆走発生の防止に繋がることが示されたため,次に,行き先間違いの発生要因を調べた.具体的には,カーナビと案内標識の利用状況を考慮して行き先間違いが発生しやすい状況を特定した.そして各状況に属する分析対象者について個人属性や情報収集傾向を調べた.その結果,カーナビの案内を重視して案内標識を参考にしない傾向があること,都市高速道路でカーナビや案内標識を 十分に利用できていないことなどが行き先間違いの発生要因だと把握した.(著者抄録)

シソーラス用語： *高速道路 ,  *インタチェンジ ,  *走行 ,  仮説検定 ,  位置 ,  誤り ,  *因子 ,  クラスタ分析 ,  *因子分析 ,  カーナビゲーション ,  道路標識 ,  情報利用
準シソーラス用語： *逆走 ,  行き先 ,  *発生要因 ,  目的地 ,  要因分析

著者キーワード (6件)： 逆走 ,  インターチェンジ ,  行き先間違い ,  Reverse Run ,  Interchange on The Expressway ,  Destination Mistake

分類 (2件)： 道路工学一般  (RC08010M) ,  道路計画・調査,道路の構造  (RC08020X)

引用文献 (9件)：

• 1) 東日本高速道路株式会社,中日本高速道路株式会社,西日本高速道路株式会社,首都高速道路株式会社,阪神高速道路株式会社,本州四国連絡高速道路株式会社:高速道路における逆走の発生状況と今後の対策,https://www.c-nexco.co.jp/images/news/3748/1a240efac93552f8fa57e73b1b584d2c.pdf,2015.(閲覧:2016 年3 月10 日)
• 2) 公明党:なぜ? 高速道路の逆走 20 日から危険運転致死傷罪を適用,\nhttps://www.komei.or.jp/clip/p014.html, 014.(閲覧:2016 年3 月10 日)
• 3) 飯田克弘,浅井翔治:京都府域の高速道路における逆走事案の実態把握と逆走発生過程の分析,第 34 回交通工学研究発表会論文集 CD-ROM,pp.81-88,2014.
• 4) 森康男,安時亭,英恵司:ジャンクション分岐部における標識デザインと高齢運転者の運転挙動の関連について,交通科学,Vol.35,No.1,pp.50-57,2004.
• 5) マイボイスコム:カーナビの利用(第7 回), \nhttp://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/19709/,2014.(閲覧:2016 年3 月10 日)

タイトルに関連する用語 (4件)： 高速道路 ,  行き先 ,  発生要因 ,  把握