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J-GLOBAL ID：201702238974978054   整理番号：17A0979963

消波ブロック被覆堤における消波工の被災・補修過程のモデル化

著者 (4件)： 河村裕之 (三省水工(株) 技術研究所) ,  太田隆夫 (鳥取大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  松見吉晴 (鳥取大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  平山隆幸 (三省水工(株) 東日本支店)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_1123-I_1128(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,消波ブロック被覆堤の消波工を対象として,水理模型実験で得られた断面変形データを用いて,消波工の変形(被災)と性能変化の関係の把握,被災の進行過程のモデル化を行い,さらに補修過程を考慮した被災進行予測と総費用の算定方法について検討したものである.モデル断面を用いた数値実験より,断面変形にともなって越波流量が1.5倍程度まで増加することが示された.また,被災進行過程に対してマルコフ連鎖モデルを適用し,補修過程を考慮して補修費用と損害額を合わせた総費用を求める方法を示した.この方法により,総費用を最小化する補修方針を決定することは可能であるが,実際的な補修費用や損害額の設定などについては,今後さらに検討する必要がある.(著者抄録)

シソーラス用語： 防波堤 ,  *消波工 ,  *被災 ,  水理模型試験 ,  変形 ,  *性能 ,  実験 ,  モデル ,  最適化
準シソーラス用語： *Markov連鎖モデル ,  *コスト最小化 ,  *消波ブロック被覆堤 ,  水理模型実験 ,  数値実験 ,  断面変形

著者キーワード (5件)： wave-dissipating blocks ,  Markov chain model ,  maintenance ,  damage progression ,  repair

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (9件)：

• 1) 阿部光信,興野俊也,安田勝則,柴崎尚史 : 被災リスクを考慮した消波ブロック被覆傾斜堤の維持管理支援方法の開発,海岸開発論文集,第21巻,pp. 933-938, 2005.
• 2) 宮田正史,熊谷健蔵,辻尾大樹,大久保陽介 : 消波ブロック被覆堤の期待補修費を考慮した維持管理手法に関する研究,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. B2-65, No. 1, pp. 911-915, 2009.
• 3) 辻尾大樹,安田誠宏 : ライフサイクルコストを考慮した消波ブロック被覆堤の最適設計に関する研究,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.B2-65, No. 1, pp. 916-920, 2009.
• 4) 太田隆夫,松見吉晴,山口秀樹,木村晃 : 捨石護岸の断面変形量の統計的特性について,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.B2-66, No. 1, pp. 871-875, 2010.
• 5) 鹿島遼一,榊山勉,松山昌史,関本恒浩,京谷修 : 安定限界を越える波浪に対する消波工の変形と防波機能の変化について,海岸工学論文集,第39巻,pp. 671-675, 1992.

タイトルに関連する用語 (6件)： 消波ブロック被覆堤 ,  消波工 ,  被災 ,  補修 ,  過程 ,  モデル化