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J-GLOBAL ID：201702239054202381   整理番号：17A0973433

Cu₇₅-Ni₂₀-Fe₅合金における交流磁化特性と微細組織の関係

The AC Magnetic Susceptibility and Microstructural Evolution of a Cu₇₅-Ni₂₀-Fe₅ Alloy

著者 (3件)： KIM Jun-seop (横浜国大 大学院工学研究院) ,  坂倉響 (横浜国大 大学院工学府) ,  竹田真帆人 (横浜国大 大学院工学研究院)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 56  ページ： 102-105  発行年： 2017年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Cu-Ni-Fe合金は巨大磁気抵抗効果(GMR)を示し,同じ合金であっても磁気抵抗(MR)値は熱処理条件で大きく変化することが明らかにされている。このため磁気ナノ構造と磁気特性の関係を詳細に調べ,基本機構を解明する必要がある。本研究では,ブリッジマン法により作製したCu₇₅-Ni₂₀-Fe₅単結晶合金に等温時効処理を施し,Fe-Ni磁性粒子の析出過程と磁気特性の関係を調べた。時効温度873Kでの析出初期は時効時間の増加に伴って相分離が進み,析出粒子の粒径が増加して界面が明確になった。1073K時効では析出はほとんど起こらなかった。磁気抵抗比は粒子析出によって減少し,スーパスピングラス状態で高い磁気抵抗比を示した。

シソーラス用語： *銅合金 ,  ニッケル含有合金 ,  鉄含有合金 ,  *微細構造 ,  熱処理 ,  *時効処理 ,  磁気的性質 ,  *巨大磁気抵抗効果 ,  磁気抵抗 ,  単結晶 ,  Bridgman法 ,  析出物 ,  粒径 ,  スピンガラス ,  相分離 ,  ナノ構造 ,  磁気構造 ,  磁化率 ,  電子顕微鏡観察
準シソーラス用語： 微細組織 ,  熱処理温度 ,  磁気ナノ構造 ,  交流磁化率 ,  透過型電子顕微鏡法

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  磁気的性質  (WB02020J)

引用文献 (10件)：

• A. E. Berkowitz et. al : Phys. Rev. Lett., 68 (1992) , 3745-3748.
• C. S. Martins, F. P. Missell : J. Magn. Magn. Mater., 205 (1999) , 275-282.
• S. Kang et. al : J. Phys. D : Appl. Phys., 43 (2010) , 415001.
• S. Kang et. al :Jpn. J. Appl. Phys., 50 (2011) , 045807.
• Y. Asano et. al : Phys. Lev., B 49 (1994), 12831.

タイトルに関連する用語 (3件)： 交流 ,  磁化特性 ,  微細組織