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J-GLOBAL ID：201702239153944366   整理番号：17A1759706

秋吉帯石灰岩の未検討地域におけるコノドント生層序及び共産する微小化石群について

著者 (1件)： 高橋唯 (筑波大 大学院生命環境科学研究科)
資料名： 深田研究助成研究報告
巻： 2016  ページ： 57-65  発行年： 2017年10月15日 
JST資料番号： L2457A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では石炭紀後期の秋吉帯石灰岩から産出したコノドント群集及び微小化石群の報告を行った。秋吉帯は石炭紀前期~ペルム紀中期の年代を有する海山型浅海成石灰岩岩体で特徴づけられるペルム紀付加体である。今まで秋吉帯石灰岩の中でコノドントによる層序的な検討がなされていない糸魚川市の明星セメント(株)田海鉱山前山切羽(青海石灰岩)と山口県美祢市の宇部興産(株)伊佐セメント工場丸山採石場(秋吉石灰岩)の2地域を対象とした。サンプルは石灰岩を採取し薄片,研磨片を作成して観察を行った。秋吉石灰岩からは4属7種のコノドント群集が得られた。他に硬骨・軟骨魚類の歯や鱗,ナマコの骨片などの微化石が得られた。青海石灰岩からは8属11種のコノドント群集が得られた。他に貝殻虫化石,微小二枚貝化石,硬骨魚類の歯,軟骨魚類の歯や鱗化石,ナマコの骨片や海綿の骨針などが得られた。

シソーラス用語： *西南日本内帯 ,  岡山県 ,  山口県 ,  石灰岩 ,  *コノドント ,  *微化石 ,  生層序 ,  石炭紀 ,  海洋名 ,  海洋 ,  古環境 ,  超大陸 ,  二畳紀 ,  三畳紀
準シソーラス用語： パンサラッサ海 ,  秋吉石灰岩 ,  秋吉帯

分類 (1件)： 古生代  (DE03020G)

引用文献 (24件)：

• Haikawa, T., 1988, The basement complex and conodont biostragraphy of the lowest parts in the Akiyoshi Limestone Group, southwest Japan, Bull. Akiyoshi-dai Mus. Nat His., 23, 13-37.
• 橋本恭一,2014,秋吉石灰岩層群伊佐丸山採石場から産出したペンシルバニア紀中期 Tapinocrinus属(Graphiocrinites科)ウミユリ,美祢市歴史民俗資料館調査研究報告,29,15-23.
• 橋本恭一・高橋文雄,2009,秋吉石灰岩層群の海ツボミ類-II,美祢市歴史民俗資料館調査研究報告,24,1-13.
• Igo, H., 1973, Lower Carboniferous conodonts from the Akiyoshi Limestone Group, southwest Japan, Transactions and Proceedings of the Paleontological Society of Japan, 92, 185-199.
• Igo, H., 1974, Some Upper Carboniferous Conodonts from the Akiyoshi Limestone, Southwest Japan, Bulletin of Tokyo Gakugei University Ser. IV, 26, 230-238.

タイトルに関連する用語 (7件)： 秋吉帯 ,  石灰岩 ,  地域 ,  コノドント ,  生層序 ,  微小 ,  化石