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J-GLOBAL ID：201702239218084056   整理番号：17A0980051

平成26年5月に新潟県上下浜で発生した水難事故時の遡上する波浪の動態把握について

著者 (5件)： 犬飼直之 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  落合時光 (五洋建設株式会社) ,  小川和真 (東日本旅客鉄道株式会社 新潟支社) ,  嶋田拓斗 (千葉県) ,  山本浩 (長岡技術科学大学 技術支援センター環境・建設技術分野)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_1651-I_1656(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成26年5月に新潟県の上下浜海岸において,突然襲来した高波浪で遡上した海水で児童3名及び救助者2名の計5名が溺死する水難事故が発生した.本研究では,この水難事故の事故発生原因の解明を目的として,現地調査や波浪解析,数値計算を実施した.本研究では,まず事故当時の海象状況を把握した後に,事故時と似た海象時に現地調査を実施し,縦断測量およびUAVを用いて波浪が砂浜を遡上する挙動を把握した.また,UAV取得画像より地形データを作成して地形的特徴を把握した.この地形データを用いて水平2次元および鉛直2次元の数値計算をおこない,遡上時の流速および砂浜上の水位変動を把握した.数値計算の確からしさは実地形の1/20縮尺の造波水路実験で確認した.その結果,砂浜を遡上する波の流速は最大で6m/s,水位は1m近くとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： 新潟県 ,  海岸 ,  *事故 ,  *波浪 ,  因子 ,  現地調査 ,  数値計算 ,  地形測量 ,  無人機 ,  解析 ,  画像 ,  取得 ,  実験 ,  水路 ,  波動
準シソーラス用語： UAV取得画像 ,  事故原因 ,  縦断測量 ,  上越市 ,  *上下浜海岸 ,  *水難事故 ,  *遡上波 ,  造波水路実験 ,  地形データ ,  *動態把握 ,  波浪解析

著者キーワード (6件)： Jogehama ,  beach cusp ,  runup ,  UAV ,  modified Boussinesq equation ,  CADMAS-SURF

分類 (1件)： 波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (7件)：

• 1) 内山清:大潟海岸・上下浜海岸における海浜底質の粗度組成-ビーチカスプの性質と粗度組成の関係-,京都大学防災研究所,京都大学防災研究所年報(46),pp. 637-649, 2002.
• 2) BEACH EROSION BOARD : Shore protection and planning, U.S. Army Beach Erosion Board, Tech. Rept., 4, 242pp, 1961.
• 3) 犬飼直之,大竹剛史,山本浩,細山田得三:突堤付近における砂浜海岸での離岸流の可視化および発生予測について,土木学会,土木学会論文集B1(水工学),Vol. 71,No. 4,I_715-I_720,2015.
• 4) (独法)港湾空港技術研究所:NOWPHAS(全国港湾海洋波浪情報網)(オンライン)、国土交通省、http://www.mlit.go.jp/kowan/nowphas/ . 2011.
• 5) 堀川清司:海岸工学,東京大学出版会,pp. 40-42,1991.

タイトルに関連する用語 (5件)： 新潟 ,  水難事故 ,  遡上 ,  波浪 ,  把握