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J-GLOBAL ID：201702240013514823   整理番号：17A0961964

薬用作物栽培における除草剤の必要性と登録拡大

著者 (1件)： 菱田敦之 (医薬基盤・健康・栄養研 薬用植物資源研究セ)
資料名： 植調  (JAPR Journal)
巻： 51  号： 5  ページ： 139-142  発行年： 2017年08月10日 
JST資料番号： L2274A  ISSN： 0289-8233  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまで薬用作物の国内栽培が進まない理由は除草作業の煩雑さにあった。そこで薬用作物栽培用の除草剤が望まれたが,これまでの除草剤の問題点とその適用拡大に向けた動向について解説した。これまでは除草剤の種類が少なく適用拡大が進まなかった。ところが近年国内の薬用作物が注目され,特に北海道を中心に公設試,製薬メーカーおよび行政機関の連携による登録農薬の適用拡大に向けた体制が整いつつある。この実施例としてカノコソウ栽培では,平成25年度にトリフルラリン乳剤,平成26年度にはクレトジム乳剤,平成29年度にはグルホシネートPナトリウム塩の適用拡大に向けた試験が実施されている。以上,薬用作物の国内栽培の拡大においては除草剤適用が不可欠であるので,関係組織の連携によって生産者を支援する体制の確立が重要であることを提言した。

シソーラス用語： *薬用植物 ,  *除草剤 ,  除草作用 ,  頻度 ,  実用化 ,  北海道 ,  オミナエシ科 ,  栽培管理 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ホスフィン酸 ,  エノール ,  スルフィド ,  有機塩素化合物 ,  オキシムエーテル ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ヒドロキシケトン ,  芳香族アミン ,  芳香族ニトロ化合物 ,  有機フッ素化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： カノコソウ ,  除草 ,  適用拡大 ,  *薬用作物 ,  利用度

分類 (2件)： 雑草に対する農薬  (FB06030F) ,  薬用植物  (FC03075M)

物質索引 (3件)： グルホシネート ,  クレトジム ,  トリフルラリン

引用文献 (4件)：

• 日本漢方生薬製剤協会 2016. 原料生薬等調査報告書-平成25年度および平成26年度使用量-. 日本漢方生薬製剤協会.
• 厚生労働省医政局経済課 2016. 薬事工業生産動態統計 平成27年. 厚生労働省,13.
• 菱田敦之 2012. 生薬「吉草根」の生産とその課題. 道薬誌 29(4),25-28.
• 菱田敦之 2015. カノコソウ栽培における除草剤トリフルラリンの除草効果と農薬残留性. 薬用植物研究 37(2),18-21.

タイトルに関連する用語 (3件)： 作物栽培 ,  除草剤 ,  拡大