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J-GLOBAL ID：201802235257475615   整理番号：18A0115151

カノコソウ栽培における除草剤トリフルラリンの除草効果と農薬残留性

著者 (3件)： 菱田敦之 (医薬基盤・健康・栄養研 薬用植物資源研究セ) ,  林茂樹 (医薬基盤・健康・栄養研 薬用植物資源研究セ) ,  川原信夫 (医薬基盤・健康・栄養研 薬用植物資源研究セ)
資料名： 薬用植物研究  (Japanese Journal of Medicinal Resources)
巻： 37  号： 2  ページ： 18-22  発行年： 2015年12月20日 
JST資料番号： F2095A  ISSN： 2434-7353  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カノコソウは,北海道で生産されている薬用植物であるが,その生産を拡大するためには,除草管理の省力化が必須で,生産者から除草剤の適用拡大が求められていた。本研究では,カノコソウ栽培における除草剤トリフルラリンの効果,薬害と残留性について調査した。その結果,トリフルラリン乳剤を300ml/10aの濃度で土壌処理すると,主にアカザ,ハコベとスズメノカタビラなどの一年生雑草に除草効果があり,薬害や生育抑制が認められなかった。根茎における残留性は,野菜類の残留値基準よりも低く,実用上問題ないことが示された。こうした結果から,トリフルラリンは2014年からカノコソウへ適用拡大され,この薬用植物の省力栽培に寄与している。

シソーラス用語： *オミナエシ科 ,  薬用植物 ,  *除草剤 ,  薬害 ,  残留性 ,  雑草 ,  栽培 ,  アカザ ,  ナデシコ科 ,  イチゴツナギ属 ,  効果 ,  残留農薬 ,  芳香族アミン ,  芳香族ニトロ化合物 ,  有機フッ素化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： *カノコソウ ,  省力栽培 ,  ハコベ ,  スズメノカタビラ ,  除草効果

分類 (4件)： 薬用植物  (FC03075M) ,  雑草による植物被害  (FC04062J) ,  雑草に対する農薬  (FB06030F) ,  化学的防除  (FC05050X)

物質索引 (1件)： トリフルラリン

引用文献 (2件)：

• 菱田敦之: 道薬誌, 29(4), P.25-29 (2012).
• 行永寿二郎: 日本農薬学会誌, 5(4), 458 (1981).

タイトルに関連する用語 (6件)： カノコソウ ,  栽培 ,  除草剤 ,  トリフルラリン ,  除草効果 ,  農薬残留性