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J-GLOBAL ID：201702240235101466   整理番号：17A1369099

高強度中赤外光源によって拓かれる固体強光子場科学

Ultrafast strong field physics in solids using novel intense mid-infrared sources

著者 (4件)： 金島圭佑 (北大 大学院工学研究院) ,  水野智也 (東大 物性研) ,  石井順久 (東大 物性研) ,  板谷治郎 (東大 物性研)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 86  号： 10  ページ： 892-896  発行年： 2017年10月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の光パラメトリック増幅手法の進展によって,中赤外域での高強度極短パルス発生が可能となった。例えば,マイクロジュールクラスの中赤外フェムト秒パルスを集光することにより100MV/cmを超える光電場の発生が可能である。また,光子エネルギーが典型的な物質のバンドギャップと比べて十分小さいことから,多光子イオン化が起きにくく,固体中に非破壊的に強い光電場を印加してコヒーレントな電荷の運動を誘起したり,ナノ構造体における電場増強を利用して光電子を放出させたりすることが可能である。本稿では,我々の研究室で開発された高強度中赤外光源と,それを用いた固体における強光子場現象への応用を概説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *赤外光源 ,  赤外線 ,  *放射場 ,  光増幅 ,  レーザビーム ,  Ti-サファイアレーザ ,  パルスレーザ ,  高調波 ,  ガリウム化合物 ,  セレン化物 ,  プラズマ共鳴 ,  セレン化ガリウム ,  チャープパルス増幅 ,  *強光子場 ,  光パラメトリック増幅 ,  中赤外線 ,  表面プラズモン共鳴法
準シソーラス用語： 高次高調波 ,  表面プラズモン共鳴

分類 (1件)： 固体レーザ  (BD04080W)

引用文献 (32件)：

• P.B. Corkum and F. Krausz: Nat. Phys. 3, 381 (2007).
• K.-L. Yeh, M.C. Hoffmann, J. Hebling, and K.A. Nelson: Appl. Phys. Lett. 90, 171121 (2007).
• T. Kampfrath, A. Sell, G. Klatt, A. Pashkin, S. Mährlein, T. Dekorsy, M. Wolf, M. Fiebig, A. Leitenstorfer, and R. Huber: Nat. Photonics 5, 31 (2011).
• S. Watanabe, N. Minami, and R. Shimano: Opt. Express 19, 1528 (2011).
• H. Hirori, A. Doi, F. Blanchard, and K. Tanaka: Appl. Phys. Lett. 98, 091106 (2011).

タイトルに関連する用語 (5件)： 高強度 ,  赤外光源 ,  固体 ,  強光子場 ,  科学