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J-GLOBAL ID：201702240259689056   整理番号：17A0903539

統治機構改革の是非を巡る有権者の事実認知と投票判断の関係性に関する実証的検証

著者 (3件)： 田中謙士朗 (京大 大学院工学研究科) ,  宮川愛由 (京大) ,  藤井聡 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 土木計画学研究・講演集(CD-ROM)  (土木計画学研究発表会・講演集(CD-ROM))
巻： 55  ページ： ROMBUNNO.13-02  発行年： 2017年05月29日 
JST資料番号： X0119B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,2015年に実施された,いわゆる「大阪都構想」を巡る大阪市特別区設置住民投票を事例として,接触メディアや,為政者や政策の実態の理解度といった有権者の事実認知と投票判断との関係性を実証的に分析し,有権者が適切な事実認知に基づいた理性的な投票判断を下していたか否かをWebパネル調査に基づいて検証を行った。その結果,接触メディアの差異が「大阪都構想」についての事実情報を正しく認知しているか否かに影響を与えている事,ならびに,「大阪都構想」についての事実情報を正しく認知している場合の方がそうでない場合より,住民投票に「反対」する人が多い事が示された。さらに,接触メディアの差異が住民投票前後の賛否変化に影響を与えている結果も示されたことから,有権者が特定の情報発信媒体への接触を通して事実を認知し,その事実認知が投票判断に影響を与えているという傾向が確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： 大阪府 ,  アイデア ,  住民 ,  投票 ,  *都市構造 ,  *政策 ,  認識 ,  政治
準シソーラス用語： 構想 ,  住民投票 ,  *大阪都構想

分類 (1件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 統治 ,  改革 ,  認知 ,  投票 ,  関係性 ,  実証的検証