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J-GLOBAL ID:201702240385828818   整理番号:17A1246904

ヒツジアセチル補酵素Aアシルトランスフェラーゼ2遺伝子の3′非翻訳領域における変異体は乳形質と関連しており,対立遺伝子の異なる発現を示す【Powered by NICT】

Variants in the 3′ untranslated region of the ovine acetyl-coenzyme A acyltransferase 2 gene are associated with dairy traits and exhibit differential allelic expression
著者 (8件):
資料名:
巻: 100  号:ページ: 6285-6297  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アセチルCoAアシルトランスフェラーゼ2(ACAA2)遺伝子は,それぞれβ酸化経路の最終段階を触媒することによりミトコンドリア脂肪酸伸長と分解に関与するチオラーゼファミリーの酵素をコードしていた。授乳中の糖新生とトリグリセリド合成のために増加したエネルギー需要は増加した脂肪酸酸化により一次的に満たされる。ACAA2酵素は泌乳のためのエネルギーと炭素基質の供給において重要な役割を果たし,乳生産形質に影響するかもしれない。本研究は,重要なヒツジ形質とACAA2遺伝子および乳製品特性におけるこの遺伝子の推定上の機能的関与の関係を検討した。単一ヌクレオチド置換,ACAA2遺伝子の3′非翻訳領域に位置するTからCへの遷移は,出生時の牛乳収率,乳蛋白質収率と割合,乳脂肪収量と割合,産子数と混合モデル関連解析に使用した。一塩基多型は有意に全泌乳生産および牛乳蛋白質パーセンテージと関連する,6.81±2.95kgおよび 0.05±0.02%のそれぞれの相加効果であった。さらに,0.46±0.21kgの有意な優性効果は,乳脂収率で検出された。ホモ接合性TTおよびヘテロ接合CT動物はホモ接合CC動物と比較してより高い牛乳収率を示したが,後者は増加した牛乳蛋白質パーセンテージを示した。年齢,泌乳およびパリティ整合雌ヒツジからの発現解析はTT動物からACAA2遺伝子のmRNA発現は肝臓と乳腺における2.8~11.8倍高かったことを示した。さらに,対立遺伝子発現の不均衡分析を開発することにより,T対立遺伝子は無作為に選択された雌ヒツジの乳房におけるC対立遺伝子と比較して18%以上の平均で発現していることを推定した。ヒツジACAA2遺伝子の3′非翻訳領域における変異体は,各対立遺伝子のホモ接合雌ヒツジにおいて特異的に発現し,組織特異的にヘテロ接合内の対立遺伝子発現の不均衡を示し,ヒツジACAA2遺伝子におけるシス調節DNA変異の存在を支持することを初めて示した。これは乳用ヒツジにおける乳生産形質に関連する候補遺伝子の異なる対立遺伝子不均衡発現を報告した最初の研究である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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羊,山羊  ,  牛 

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