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J-GLOBAL ID:201702240434999059   整理番号:17A1497302

分化したヒトケラチン細胞におけるイミキモド誘導乾癬様炎症:クルクミンを用いたその評価【Powered by NICT】

Imiquimod-induced psoriasis-like inflammation in differentiated Human keratinocytes: Its evaluation using curcumin
著者 (6件):
資料名:
巻: 813  ページ: 33-41  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0841A  ISSN: 0014-2999  CODEN: EJPHAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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乾癬は,免疫機能障害の全身性疾患であると考えられている。乾癬に関連した炎症カスケードを誘発するかはまだ不明であるが,最近の証拠は,乾癬の病因におけるIL-23/IL-17サイトカイン軸の重要な役割を示唆した。いくつかの研究は,乾癬のような動物モデルで実施されているが周囲の新しい抗乾癬薬候補のスクリーニングを停止させる倫理的問題と複雑性。それ故,本研究では,新しい抗乾癬薬候補のスクリーニングに使用できる誘導分化したHaCaT細胞をイミキモド(IMQ)を用いた乾癬のための新しいin vitroモデルを開発した。分化したHaCaT細胞はIMQ(100μM)で処理した乾癬のような炎症を誘導し,その効果は天然抗乾癬化合物,クルクミンを用いて調べた。乾癬様細胞の増殖は,25と50μM濃度でクルクミンにより阻害された。乾癬様細胞は,クルクミン処理によりアポトーシスと死細胞の増加と共に数が減少した。クルクミンは炎症性サイトカイン,インターロイキン 17,腫瘍壊死因子-α,インターフェロン-γ,およびインターロイキン-6のダウンレギュレーションによりIMQ誘発性分化したHaCaT細胞(乾癬様細胞)の増殖を阻害した。これとは別に,クルクミンはインボルクリン(iNV)とフィラグリン(FLG)のアップレギュレーション,表皮皮膚バリアの調節因子による皮膚バリア機能を有意に増強した。IMQ誘発性分化したHaCaT in vitroモデルはマウスモデルに類似した乾癬の病因のいくつかの側面を再現した。今後,このモデルは抗乾癬薬候補の迅速スクリーニングに対して使用することができ,さらなる機構的研究が必要であると結論した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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向精神薬の基礎研究  ,  消炎薬の基礎研究  ,  呼吸・呼吸器作用薬の基礎研究 
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