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J-GLOBAL ID:201702240707598322   整理番号:17A0596158

クラスター分析およびCWT解析を用いた東京のPM2.5質量濃度の増加に影響を及ぼす地域の推定

Identification of Potential Source Locations for the Enhancement of PM2.5 Mass Concentration in Tokyo Using Cluster Analysis and Concentration-Weighted Trajectory (CWT) Analysis
著者 (2件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 89-99  発行年: 2017年05月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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PM2.5による大気汚染では,発生源からの局所的な影響に加え,越境大気汚染のような広域的な影響によってPM2.5が増加する場合がある。また,PM2.5の高濃度化現象は地形や気象条件の影響も受けるため,これらのさまざまな要因を考慮する必要がある。そこで本研究では,リセプターサイトでのPM2.5質量濃度増加と高層風との関係を季節別に把握し,広域的な影響によって増加するPM2.5の発生地域を推定することを目的とした。東京の2012年から2014年における常時監視データと後方流跡線解析結果を用い,後方流跡線のクラスター分析およびCWT(Concentration-weighted trajectory)解析を行った。その結果,東京におけるPM2.5質量濃度の増加に影響を及ぼす地域は以下のような特徴を示すことがわかった。東京に到達する気塊の輸送経路のうち,1)中国大陸と,黄海や韓国の近海から流入する国外の影響と,2)西日本や太平洋側から流入する国内の影響によってPM2.5質量濃度が増加しやすい可能性が示唆された。特に冬季では,東京南海の太平洋側からの気塊の流入でPM2.5質量濃度の増加が顕著に見られた。この要因として移動性高気圧周回流による気象条件が考えられ,国内沿岸部の燃焼系発生源の影響や北東アジアおよびロシア極東地域から長距離輸送され海上で蓄積した汚染物質の影響を含んでいた可能性が示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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大気質調査測定一般  ,  粒状物調査測定 
引用文献 (32件):

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