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J-GLOBAL ID:201702241205425289   整理番号:17A1184982

異種核多角体ウイルスから得られたP143蛋白質はカイコBombyx moriから誘導したBM-N細胞におけるアポトーシスを誘導する【Powered by NICT】

P143 proteins from heterologous nucleopolyhedroviruses induce apoptosis in BM-N cells derived from the silkworm Bombyx mori
著者 (3件):
資料名:
巻: 233  ページ: 70-76  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0381D  ISSN: 0168-1702  CODEN: VIREDF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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著者等は以前に,Bombyx mori BM-N細胞のリボソームRNA(rRNA)は異種核多角体ウイルス(NPV)による感染は,Autographa californica多NPV(AcMNPV),アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea MNPV,シロイチモジヨトウMNPVとS.litura MNPVを含むに急速に分解されること,及びこの応答はウイルスP143蛋白質により誘発されることを示した。異種NPVから得られたP143蛋白質の一時的発現もBM-N細胞におけるアポトーシスとカスパーゼ3様プロテアーゼ活性化を誘導することを示した。本研究では,変異体AcMNPV P143(Ac P143)蛋白質を発現するBM-N細胞を用いた一過性発現アッセイを行い,五アミノ酸残基が協調的にBM-N細胞のAc P143蛋白質誘発アポトーシスに関与することを示した。注目すべきことに,これらの五つの残基は以前にBM-N細胞におけるrRNA分解の引き金に必要であることを示した。BM-N細胞におけるrRNA分解はアポトーシスによるものではないので,本結果はAc P143誘発rRNA分解はBM-N細胞におけるアポトーシス誘導のための上流シグナルであることを示唆した。P143蛋白質誘発アポトーシスはS.frugiperda Sf9またはLymantria disparのLd652Y細胞で発生し,異種P143蛋白質により誘導されたアポトーシスをBM-N細胞特異的応答であることを示唆しないことを示した。さらに,BM-N細胞におけるアポトーシスの観察された誘導は誘導型カスパーゼBm-Droncの活性化により仲介されることが分かった。まとめると,これらの結果はBM-N細胞はrRNA分解とカスパーゼ依存性アポトーシスを誘導する異種NPV P143蛋白質を認識するユニークな抗ウイルスシステムを進化したことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (5件):
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ウイルス学一般  ,  分子遺伝学一般  ,  進化論一般  ,  ウイルスの形態学,分類学  ,  ウイルスの生化学 

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