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J-GLOBAL ID：201702242886769094   整理番号：17A1307219

時間結晶の観測-物質の新しい相の発見-

著者 (3件)： 小野田忍 (量子科学技術研究開発機構 高崎量子応用研) ,  角谷均 (住友電気工業 アドバンストマテリアル研) ,  磯谷順一
資料名： 現代化学  (Chemistry Today)
号： 560  ページ： 47-50  発行年： 2017年11月01日 
JST資料番号： L4439A  ISSN： 0386-961X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・Wilczekが時間結晶(time crystal)という物質の新しい相が現れる可能性を提唱。
・物質が時間に対して離散的並進対称性を示す時間結晶になることで,時間という軸に対して周期的パターンの繰返し。
・押川らは,時間並進対称性の自発的な破れを数学的に定式化し,熱平衡状態では時間結晶が存在しないことを証明。
・非平衡下の離散的時間結晶は,周期Tという時間に対して離散的並進対称性を外場で駆動すると,周期2Tという離散的並進対称性のパターンの繰返しを示す現象。
・高温電子線照射を長時間にわたって行うことにより,余計な欠陥生成を抑えて40ppmを超える高濃度の窒素ー空孔センターを作製。

シソーラス用語： *周期構造 ,  *対称性の自発的破れ ,  対称性 ,  *非平衡状態 ,  *空格子点 ,  電子照射 ,  *窒素空格子点 ,  並進対称性
準シソーラス用語： *時間結晶 ,  対称性の自発的な破れ ,  時間並進対称性

分類 (1件)： 結晶学一般  (BK05010Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 結晶 ,  観測 ,  物質 ,  相 ,  発見