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J-GLOBAL ID:201702243745108278   整理番号:17A0085144

磁気的に誘導されたQCD Kondo効果

Magnetically induced QCD Kondo effect
著者 (4件):
資料名:
巻: 94  号:ページ: 074013.1-074013.16  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: D0748A  ISSN: 2470-0010  CODEN: PRVDAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Kondo効果は,漸近自由性を示す繰り込み群の最初の自明でない例とみなすことができ,次の3つの要素の相互作用により生じることが知られている。(1)Fermi面の存在,(2)量子ゆらぎ(ループ効果),(3)非Abel型相互作用。固体物理での通常のKondo効果においては,非Abel型相互作用は,Fermi面近くのフェルミオンと不純物との間の(擬)スピンフリップ相互作用に対応する。しかし,他の型の非Abel型相互作用も可能である。最近,著者の内の2人は,非Abel型相互作用がグルーオンによって媒介されたカラー交換相互作用によって与えられる”QCD Kondo効果”を提案した。この場合,Kondo効果は,重いクォークを不純物として含む軽いクォークの高密度物質で生じる。この論文では,強い磁場に誘導されたKondo効果が質量零QCDに現れることを示した。この”磁場に誘導されたQCD Kondo効果”では,磁場がカラー自由度によって影響されないことに付け加えて,強い磁場中におけるLandau量子化によって引き起こされる2つの性質,すなわち,(1)1+1次元への次元縮小,(2)最低次エネルギークォーク状態密度の有限性が本質的である。強い磁場Bにおいて,質量零クォークと重いクォーク不純物の散乱振幅は,実際にKondo効果の典型的振る舞いを示すことを実証した。このKondo効果におけるスケールは,ΛK≒√(eqB)α1/3sexp{-4π/Ncαslog(4π/αs)}と評価した。ここで,αsとNsは,それぞれ,強い相互作用の微細構造定数とQCDのカラー数を表わす。また,eqは軽いクォークの電荷を表わす。
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分類 (2件):
分類
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強い相互作用の模型  ,  その他の粒子による反応・散乱 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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