抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
【目的】2型糖尿病性腎症(DN)患者における尿中のmiRNAの発現プロフィールを研究する。方法:miRNAチップ技術を用いて、それぞれ8例の健康被験者(対照群)、8例の2型糖尿病(T2D)患者(T2D群)、8例の2型DN患者(DN群)の尿液を分析し、外分泌体のmiRNAの発現スペクトルを分析した。リアルタイム定量的蛍光PCRによって,それらの有効性を確認した。異なる発現を持つmiRNAと微量蛋白尿を選択し、相関分析を行った。結果:DN群は対照群、T2D患者と比較し、16個のmiRNA発現異常があった(2倍以上)。それらの中で,miR-320c,miR-6068,miR-1234-5p,miR-6133,miR-4270,miR-4739,miR-671,miR-1227,miR-672,miR-1915-5p,miR-477-5P,miR-2861の発現は上方制御された。しかし,2つのmiRNA(miR-30d-5pとmiR-30e-5p)発現は下方制御された,そして,miRNA miR-320cとmiR-6068は,DN群で最も多かった(P<0.05)。尿中のmiR-320c発現の増加は糸球体濾過率の増加と負の相関があった(R2=0.23,P=0.11;確認配列:R2=0.61,P=0.004),DN群における尿路外濾過体のmiR-320cレベルは,スクリーニング待ち行列と確認待ち行列との間に有意な相関は認められなかった(R2=0.08,P=0.55;R2=0.01,P=0.87)。しかし,尿アルブミンのクレアチニン比(R2=0.69,P=0.02;R2=0.94,P=0.005)と有意な正の相関が認められた(R2=0.69,P=0.02;P=0.005)。【結語】DN群とT2D群の間には,尿中のmiRNAレベルに有意差があり,異常なmiR-320cは,標的蛋白質1(TSP-1)によって形質転換成長因子(TGF)-βシグナル伝達経路に影響を及ぼす可能性がある。miR-320cはDNの新たな候補マーカーとして期待されており、今後の研究において疾患進展を評価するために用いられることが期待されている。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】